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私たちは老いていっている 2

 自分たちの世代の仮面ライダーがリメイクされるにつけ、またも置き去りにされた感のある我々氷河期世代、というようなことを前回は書きました。

 あるいは時代に明確にフックする物がないので、必然「我々のための物」が作られにくいのかもしれません。

 なにせワーキング・プアの貧困世代なので、マーケティングでも見込み顧客から外されることも多そうですし。

 実際、私が今回参考にした映画解説者の人達も、やはり50代くらいで、私より上の世代です。

 現役で活躍しているライターやユーチューバーと言うのが上の世代だというのは、冷静に考えると驚くべきことのようであり、さらに活躍している若い層との間で我々世代が完全に社会から真空化しているという事実を改めて感じます。

 そんな思いを強めたきっかけは、まさにその映画解説者の方が仮面ライダーのリメイクドラマについてのトークの中で、作中に登場している実在するよからぬ政治家らに扇動された世の中の潮流を語る時に「あのひらがなのなまえの人とか」という形で、これまで私も取り上げてきた若手のコメンテーターのことを同様の世俗の悪としてとりあげていたためでした。

 この人に関しては、この度の政権とカルトの癒着問題に関してはまともなことを言っているけれども、すぐにまたおかしな発言をして物議をかもすことだろう、と私は書きましたが、案の定に辺野古の問題で批判を巻き起こし、人心が離れつあるのではないか、という話にもなっているそうですね。

 わたしはその「ひらがなの名前の人」に関しては、直接消費をしていないので風評以外のことは知らず、接点を持たずに生きてきました。

 しかし、一部の層には私の想像をはるかに超えて影響力があるそうですね。

 官庁や地方行政でスーパー・バイザーに就任したというのはその辺りの支持を狙っているためでしょう。

 ですが、そのためにかえって逆風も強まり、これまでは疑惑どまりであったひらがなの名前の人の違法行為が明るみに出されています。

 要は裁判所から指定された金額の未払いなのですが、これは元々、この人の出自に伴っていた物であり、また彼の「無敵の人」というパンチラインの根幹に繋がる物であった、ということが報道されています。

 

                                                 つづく


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