前の記事で、東洋的な練体の仕方である程度かっこよさも意識したらどうなるかを試してみると書きました。
そのために、これまでしていたことの内のいくつかを変更することになります。
・寝る前のポテトチップス一袋を辞める。
・有酸素運動をする。
・運動日の増加。
・トレーニング・メニューそのものの変更。
一つ目は、単なる堕落したジャンク・フード消費癖のように思えますし、それも完全には否定しないのですが実はこれ、コンヴィクト・コンディショニングのポール・ウェイド先生の必殺の回復法なのです。
なので、私も強度の高いトレーニングで身体に負荷をかけて、その疲労感を残さないために寝る前の蛋白質と脂質をぶちこんでいました。
普通のトレーニーやアスリートはプロテインを使うので必要ないのでしょうが、私はウェイド先生と同じくノーサプリのリアル・フード派なので、こういうジャンク・フードを使っていたのです。
こういうところは、食べ物に贅沢を言っていられない刑務所の中でのトレーニング・メソッドの特徴らしいところです。
とはいえ、私の本道である東洋式の身体哲学では漢方と言う物もあるので、サプリが本当に否定するべきところなのかどうかはまだ答えを出していないところなのですが。
ただ、それはそれとしてやはりリアル・フードが身体を作るというのは養生の基本。
寝る前のポテチを辞めて何を疲労回復アイテムとしてゆくかをこれから追求していきます。
とりあえず寝る前にはなんか食べはしています。
最近はよく、タンドリーチキンを食べています。
次の有酸素運動ですが、これ、もともと膝を壊して出来なくなったのでジムに通い始めたというのが十年以上、どころかもう二十年近く前。
そこからスタートしていまはジムも辞めて伝統的な練体法だけで身体を作っているのですが、その中でどう膝を補いつつ鍛えてゆくかというのは一つの基礎原則となっています。
その上でのテーマとして、スクワットの模索と言うのを今もしているのですが、そうやって膝の保護をするトレーニングをしつつ、有酸素も少しづつ入れ始めています。
とはいえ、ジョギングは出来ません。
何をしているのかと言うと、老師から教わった通背拳の走り回る練功法です。
これは走り回っているとはいえ本気でランニングをしたりダッシュをしたりするよりは足への負担の集中が少なく、かつ全身で技を行いながら走っているので有酸素性が高いと感じています。
なにより功夫のことなのでやっていて楽しいので喜んで取り組むことが出来ています。
さて次が、運動日の増加ということなのですが、これも上の二つに通じていて、疲労と関節への負担という物との兼ね合いになります。
となると運動日を増やすと言うことがどうなるかというと、パートの分散と言うことになります。
そこで最後の、メニューそのものの変更ということになります。
これまでは強度の強いメニューを週に二日やってあとは身体を休ませる、ということがメインだったのですが、それを変えることになります。
とはいえ、休養は絶対に重視すべきだと思っていますので、メニューそのものを増やして全身に割り振り、常に疲れさせているところと休ませているところを設けてローテーションさせることにしました。
当たり前のことではあるのですが、これまではONとOFFで完全に分けておりましたので。
今回のローテーション制によって、筋トレの基礎原則である全身性の法則が作用して、ホルモン分泌や新陳代謝に良い影響が出ることを期待しています。
このメニューを作るにあたっても、これまでのような高強度で行うというスタンスを見直して、低回数でセットを増やすと言うやり方を試しています。
これらのやり方を見返して見ると、結局の処、自分の本道に戻ったという気がします。
この三年ばかり、ウェイド式を自分の身体で試してきたのですが、一旦はそのシステムから少し離れることになります。
ウェイド先生のメニューを借りることにはなりますが、彼の基本の「ビッグ・シックス」システムからは離れます。
腕立て伏せも、ウェイド先生のメニューではなく、中国武術式の色々なやり方を、低回数、多セットで行うことで、色々な角度から身体に刺激を加えてみています。
いままでのように、一か所に集中させて重く深く効かせるよりは、まんべんなく疲労させると言った感じですね。
また、タイで覚えた仏教ヨガも取り入れて疲労の回復と別角度からの練功も加えていっております。
さてこれで今後、一体どのような変化が出てくることか非常に楽しみに感じています。