Quantcast
Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
Browsing all 3388 articles
Browse latest View live

TROY 4

 自陣に返ったパリスは、なじられて裁かれるかと思えばヘレンから「私は強い人よりも優しい人が好き」などと言って慰められます。 実に現代的な「優しい」価値観がこちらにはあるのですね。 しかし、パリス自身はこの自らのダメっぷりを猛省するという成長が見られます。 この時から、公人としての責任を果たし、強くなろうとする姿勢が芽生えてゆきます。 一方で、戦況は混迷します。...

View Article


TROY 5

 アカイア軍が喪に服している間に、軍師のオデュッセウスが木馬の策を発案します。 せっかくアキレスが仁義から休戦を作ったのに、上層の政治戦略部はそれも活用してしまうんですね。 喪中にアカイア本体は撤退し、木馬を残して去ってゆくのですが、ご存知のようにこの木馬の中にはアカイアの精鋭たちが潜んでいます。 とはいえ、ここにはアキレスのエリート部隊はいません。...

View Article


ルッキズムに囚われる

 最近、夏に向けて身体の作り方のメニューを変えてみました。 夏の暑さに耐えられて、養生に備えた仕様に身体を作ってゆくのがやはり、東洋的な体のつくり方のあるべきすがた。 なのですが、実は単純に今回は、見た目を良くしようと思いました……。 えぇぇ。 いや、中年の危機というつもりはないのですが。 さすがに行者としてそこまで堕落はしてないはずです。...

View Article

ウェイド先生から原点へ

 前の記事で、東洋的な練体の仕方である程度かっこよさも意識したらどうなるかを試してみると書きました。 そのために、これまでしていたことの内のいくつかを変更することになります。  ・寝る前のポテトチップス一袋を辞める。 ・有酸素運動をする。 ・運動日の増加。 ・トレーニング・メニューそのものの変更。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

自由からの逃亡

 相変わらず、ヨガや中国武術、筋トレや生理学などの動画をよく観ています。 その中で最近目にして大いに驚かされたのがこちらの動画です。自由からの逃走 〜情報弱者はなぜ「強い言葉」に騙されるのか?【筋トレ与太話#7】◆参考書籍自由からの逃走 新版https://amzn.to/3oTggIc人はなぜ「自由」から逃走するのか:...

View Article


抽象すると言うこと

 私の好きなジェームス・ガン監督の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」を観てまいりました。 今回のお話では、2の最後で製造されていた最強の超人、アダム・ウォーロックが襲来してくるのですが、この背景には宇宙中で知的生命体を進化させて諸問題を解決させようとしている存在という物があるのですね。...

View Article

五類相当までの流れでみたもの

 もう何年も、私が毎日聴いているFM番組でパーソナリティを務めている女性シンガーが居ます。 彼女は英語に堪能で、昔ながらの正統な「FMのお姉さん」といった感じの女性です。 世界情勢や政治的見解への取り組みに関しても熱心で、SDG’sやブラック・ライヴズ・マターと音楽の関係についても紹介してくれます。...

View Article

インナーマッスルとアウターマッスル

 先日、ホグワーツの授業で下腿に鍼を刺し、そこに電気を流すという実験を行いました。 下腿と言えば中国武術で重視されるところです。私からするとそこについて学べる好い機会でした。 昔、武術の先生から聞いた話なのですが、中国では腕自慢をするときにふくらはぎを叩いて誇示するのだそうです。 ポパイやブルートが上腕二頭筋の力こぶを叩いて強さを表現するのと同じですね。...

View Article


中国武術に関する誤解について

 私が昨年一押しとしていた映画「RRR」。 いまも劇場公開中という驚異のロングランとなっています。 さらには、週刊集客数でもいまだにランキングに入るというのですからすごいことです。 どうもその、ここに至ってまた順位が上がったというのは、いくつかのテレビ番組の影響があったようなのですね。 やはりテレビの影響力と言うのはいまだに凄い物があるのだなあと思わされます。...

View Article


腹筋との付き合い

「高強度のトレーニングをしていれば、腹筋は勝手につくから腹筋運動はしなくてもよい」 こういうことが良く言われます。 私は高強度好きで、ジムに行っていた時代はベンチプレスをかなり重くして挙げていました。 それに加えて、シットアップ・ベンチを負荷を加えて活用していました。 それでかなり分厚く腹筋は付いていたのですが、それだけです。...

View Article

片足練功記

 腿法の片足立ち練功を常習化して続けています。 本日の練習では老師から修正もいただけまして、非常にありがたい限りです。 これ、以前にも書いた通り、癖化していて私はズボンを履くときも靴下を脱ぐときも、下手すれば誰も観てないエレベーターの中ででもやっているのですが、つい少し前にも玄関先でやっていて、老師の直してくださったところを確認していた時にふと気が付きました。 これ、站椿って言うんじゃないか。...

View Article

ハイタカが林を穿つ

 先日、老師から通背劈卦拳の鷂子穿林を教わりました。 動き自体は前から教わっていたのですが、それがそういう名前で、その名の通りの要領を持って行い、どのように使うのだという意や用法の部分を教わることが出来ました。 この鷂子穿林、ないし鷂子鑽林という言葉は、昔、心意拳で習いました。 通背拳類と心意拳類は、回族武術という文化の中で繋がった物です。...

View Article

五頭の虎

 老師から、五祖拳のまた新しい套路の教伝を賜っています。 名前を五虎戦と言い、三戦系統に入るとのことです。 五祖拳には名前に数字の入った套路が沢山あるのですが、それらとはまた少し別系統として、三の字を共有した三戦系があります。 この五虎戦は三ではなくて五なのですが、内容的には三戦系に入るのだと言います。 三戦に生まれ三戦に死すという、この拳術の中では非常に重要な系列です。...

View Article


指圧の威力

 クラスに指圧の有資格者の方がいらしゃいます。 あまりご存知ないかたもいらっしゃるかもしれませんが、指圧というのは海外でブランドになっている日本初の施術指圧で、これは国家資格となっていて誰しもが名乗ってよいものではありません。 この指圧、なぜ国家資格なのかと言うと、元々盲人の労働となっていたので、江戸時代から職務領域が国によって守られていたのですね。いわゆる按摩さんです。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

アルニスの変わったハロハロ動作

 アルニスは、様々な武術の要素を吸収して構成された武術です。 フィリピン武術と言われていますが、まさにその国風にあるハロハロ文化、なんでもミックスするという気風が反映されています。 現在もっとも普及しているのは、1960年代以降に広まったモダンのスタイルで、アメリカ統治時代のボクシングやレスリングのテクニックが多用されており、スタンスも限定的なすっ立ちとなっています。...

View Article


体型と深部感覚  1

 最近、身体の造形として少しだけルッキズム方向も意識し始めた、ということを書いてきました。 ただ、私が平素から行っている中国武術や気功などのアジア式の身体の作り方は、現代西洋式のモデルさんのような細マッチョを目指す物とは主旨が違います。 カットが入った格好の良いラインではなく、全体にずんぐりむっくりした丸みのある体になります。...

View Article

体型と深部感覚 2

 前回は、洋服の似合う細マッチョのモデル体型とアスリートの肉体の違いを書いてきました。 人間には生まれつき筋肉がありますから、痩せてさえいればそれが表面から見られます。 カットされた腹筋などは、鍛えなくても痩せてさえいれば浮かび上がるというのは有名な話ですね。 人類の歴史と言うのは飢餓の歴史です。 産業革命までは、世の中のほとんどの人は瘦せていたと言います。...

View Article


体型と深部感覚 3

 さて、前回は筋肉の継ぎ目の有無について書きました。 ボディビルダーやフィジークの人々はその継ぎ目のラインを強調して身体を鍛えたい。 アスリートはそんなことは関係ない。 そして、中国武術ではその継ぎ目に重要な意味を求めます。 その継ぎ目には、一体何があるのかというと、それは腱です。 正確には筋肉と筋肉が横並びになっている所には腱はありません。...

View Article

体型と深部感覚 4

 物凄く練習をすることで有名な、ベテランの一流野球選手が「腱は鍛えられない」と発言したことがあったそうです。 それに対して、当時若手の、生意気や素行不良で有名な一流選手が「いや、腱は鍛えられる」と反論したのをみたことがあります。 二人の間には年齢差があり、単純に認識の違いがあった部分もあるいはあったのかもしれません。 しかし、これは二人の練習ペースにもよるのではないかという気もします。...

View Article

生理学で見る中国武術の放鬆と発勁所見 1

 昔、最初に本格的な中国武術を教わっていた時に立ちはだかっていたのが、放鬆の壁でした。 放鬆とは脱力のことだと言います。「日本人は放鬆が出来ない」とは80年代から00年代くらいまでの中国人の先生がよく言っていた言葉だと言います。 これに関して、日本人はのこぎりなどの遣い方が多民族とは逆なので屈筋主体の力み体質なのだなどという話も当時はよく出た物です。...

View Article
Browsing all 3388 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>