とうとう、現在のフォームでの懸垂が1セット8レップスにまで達しました。
これを2セット目安で行います。
ウェイド式のキャリステニクスを始めたのが四年ほど前からでしたか。
最初は一回しか懸垂は出来ませんでした。
20代の頃は、キッピング込みでではあるのですが15回以上、20回未満で出来ていたので、自分の身体が非常に重くなったのだということを痛感いたしました。
それから、回数の回復を目指して懸垂を再開して十回以上でセットを組めるようにしたのですが、この頃の懸垂は完全にセクシー懸垂でした。
鉄棒が顔の中ほどに来るところまでしか上げない懸垂です。
とりあえずそれでやって下地を作り、神経系を発達させようとしていたのです。
しかし、そこからワイド、ナローと懸垂のレベルを変えてゆき、アンイーヴン・プルアップまで達して片手懸垂に向かおうとしたところで、ワンハンドではまったく身体が挙げられないことに気付いたのです。
これはまた初歩からやり直そうと思い、基本の懸垂を完全なフォームで顎の下、何なら胸骨に触れるくらいまでを目指してやるようになりました。
すると、これが初めは1セット8回にまで回数が落ちました。
それから、さらに本気を出すと5にまで落ちました。
完全な形を目指すほど負荷があがるためです。
そこから二年くらいかけてようやく8まで戻しました。
いまの懸垂は、完全に頭がバーを越えています。これなら二年前には無かった筋肉がついているはず。
キャリステニクスの専門家は、85キロを超えた人間はバートレーニングは危険だからするべきではないと警告をしています。
私は現在90キロ近く(先日葉勝ったら0を少し下回ってしまっていました)。
そんな自重の四十代の男性の数字としては、これは中々悪くない実験結果だと思います。
肩の痛みはまったくありません。
これなら他人に勧められます。
これは実は非常に大きな意味があるのです。
つづく