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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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自然と命と神話学 2

「神話とは民族が観る夢である」とキャンベル教授は言います。 つまり、その文化圏における無意識が価値観として反映されているということです。 では一体何をでしょうかというと、エロスとタナトスについてです。 最も原始的な、命についての観点だと言って良いでしょう。 生命はどこからきてどこに行くのだろう、という疑問に対して答えとして設定した物が神話です。...

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自然と命と神話学 3

 前回、神の領域から人類が文明を奪い取るという神話について語りました。 このようにして神の下、自然から自立の一歩を踏み出した人類が次の段階で神を祀るに至ります。 これは、罪悪感の昇華だとされています。 神から物を掠め取り、他の生物の命を奪って生きて行くことに対する救済、あるいは賠償です。 このために、多くの民族が神々に食べ物を捧げ、五穀豊穣や狩りの成功を祈祷します。...

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自然と命と神話学 4

 前回、ネイティヴ・アメリカンの神話における自然と動物、人間の重ね合わせについて述べました。 対して、中国ではどうでしょう。 これは、人間はそもそも動物であるという考え方をしています。 中国神話における神々を観ていると、半人半獣の姿が多い。 これは元神と呼ばれる本能の部分が働いていることを表現しています。...

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体型の話

 献血に行ったら、今回から体重を測るというシステムが追加されていました。 四月に健康診断で体重を測った時には92以上あったのですが、今回は80キロ台後半になっていました。 これは、神指圧師が私の健康管理をし始めたからか……。 それとも、ルッキズムを意識するようになって食事に影響が出ていたのか。 いずれにせよ、もう90キロと言うのがちょっと鯖読みになってしまった……。 くぅ。...

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医療と陰陽と性的エネルギー

 先日、ホグワーツで中国の鍼灸術について話していた時に、神医と呼ばれる扁鵲先生について触れました。 扁鵲先生というのは史記や韓非子に述べられているお医者さんで、現在に伝わっている中国医学の元祖だとも言われています。  この画像の、左手の方が扁鵲先生の絵姿です。鍼を持った鳥人です。...

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足関節の日

 先日、教室で神指圧師氏がやおらアキレス腱固めについての話をしていました。 その後、何がどうなったか流れで、四人くらいで互いにアキレス腱固めを掛け合うことになりました。 面白いのは、いまどきの若者はこれを知らないのですね。 おそらく、90年代育ちはプロレスでこの技を観ているのですが、いまの子たちはプロレスを観てない。...

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懸垂いろいろ

 鍼灸の実技練習でお互いに鍼を刺すのですが、とうとう肩回りや背中に鍼を刺す段階に至りました。 これは非常に緊張を要する事態です。 というのも、その辺りの筋肉のすぐ下には肺があるからです。 うっかり鍼先が肺に穴をあけてしまうと、タイヤがパンクするように体内から酸素が抜けてしまって呼吸困難に至ります。これを気胸と言います。...

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ホローボディへの解釈 1

 人間の脊椎は、約四か所の湾曲があります。 それぞれ交互に、頸椎、胸椎、腰椎、仙椎が、前弯、後弯、前弯、後弯と線を描いていて、これをS字湾曲なんて言ったりします。 約と書いたのは、人にっては尾骨があったりなかったりの個人差があるからです。 このS字がバネの役割をして、人間の抗重力を支えています。...

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ホローボディへの解釈 2

 前回は、既存の白人種の姿勢とは違ったホローボディと呼ばれる姿勢が欧米フィットネス界で注目を集めているということを書きました。 この姿勢の特徴を一つづつ挙げますと、まず肩甲骨は開きます。 単純に胸を張って「良い姿勢」を取ろうとすると、恐らくは肩甲骨が閉じる人が多いと思われますが、これを逆。 そのまま、胸をへこませます。 そしてそのへこみを延長させて腰椎も後弯させてゆきます。...

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神指圧師氏のすごい腕

 先日あった面白いこと。 偶然、親指の付け根のふくらみにある魚際というツボに触れたら、そこに声が出るほど痛いポイントを発見しました。 そこを刺激すると、肩甲骨の周りにすごく響きます。 面白かったので毎朝私の健康観察にやってくる神指圧師氏に言ってみたところ、さっそく例の神施術をしてくれました。 するとみるみる背中が緩んでゆきます。...

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腹筋色々 1

 以前、この夏はルッキズム腹筋作戦を展開していると書きましたが、現在進行中です。 少し見栄えに反映されてきましたので、久しぶりにポール・ウェイド式のハンギング・レッグレイズを試してみました。 完璧なフォームを志してみたところ、安全に行けると確証できたのは10回まで。 もう1、2回は出来る余力があったのですが、どこかで姿勢が崩れたり反動を使ってしまったりしそうなところまで追い込まれていました。...

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腹筋色々 2

 前回はハンギング・レッグレイズについて書きました。 今回はプランクについて書いてみたいと思います。 パンデミックが始まって自粛が厳しかったころ、30日間プランク・チャレンジという物が流行りました。 私も試してみるかと思ってやってみたのですが、まぁ、なんだかよくわからない状態で、以後二度とプランクはやらなくなりました。...

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老化の生理学

 生理学の教授から、老化について講義を受けました。 筋肉に関しては、意外に衰えない物だな、というのがまず一つ目の印象でした。 高齢者になると、毎年筋細胞が減少して脂肪に変わってゆくのだそうですが、これは年間1パーセント未満だそうです。 これならある程度筋肉がある人なら思っていたよりも維持は出来そうです。...

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老後のための貯筋計画 1

 とうとう、現在のフォームでの懸垂が1セット8レップスにまで達しました。 これを2セット目安で行います。 ウェイド式のキャリステニクスを始めたのが四年ほど前からでしたか。 最初は一回しか懸垂は出来ませんでした。 20代の頃は、キッピング込みでではあるのですが15回以上、20回未満で出来ていたので、自分の身体が非常に重くなったのだということを痛感いたしました。...

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老後のための貯筋計画 2

 高重量四十代男性の、段階的懸垂のデータが取れたことには非常な意味があると前回書きました。 というのは、これは中年男性の運動能力、筋力の向上に関するデータであるからです。 私の50代の生徒さんたちにも、筋肉に刺激を与えるような練功を指導してきましたが、皆さん体格に良い変化が出ています。 養生功をしながら武気功としてのキャリステニクスをしてゆくことで、著しい身体的な向上があります。...

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老後のための貯筋計画 3

 前回は、現代日本人は歴史上かつてないほど肉体の精度が劣化しているということを書きました。 いえ、これは日本だけのことではないかもしれません。 アメリカでは、多くの子供が肥満の上に栄養失調を併発していると言うレポートがありました。 糖質と脂質ばかりで必要な栄養が摂れていないため、太りすぎかつカルシウムが足りないとかミネラルが足りてないと言ったような症状が出ていたそうなのですね。...

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老後のための貯筋計画 4

 さて前回は、産業革命以後の現代人の肉体がいかに劣化しているかという話を書きました。 今回は、その劣化した肉体がどうなるかということをお話ししましょう。 生理学の教授から教わったのですが、六十代からは毎年0・数パーセントづつ筋細胞が死んで脂肪細胞に置き換わってゆくと言います。 脂肪細胞に置き換わっているので、痩せながら太っていくという運命が待っています。...

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老後のための貯筋計画 5

 私は30代で現役の格闘技者としての人生を辞めて、まったく別の肉体を作るようになりました。 結果、老後の健康には実に良い身体を得ることになったと言う話を前回は書きました。 しかし、この幸運に恵まれなかった人にもまだチャンスがあります。 というのも、中年期以降の老化の時代にはテストステロンが増えると言う体質の変化があるからです。...

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直拳

 先日の稽古では、五祖拳の拳の打ち方を明確に教わることが出来ました。 一番最初の頃に教わっていた、歩形の組み方を変える方法をはっきりと教えていただきました。 かつ、その時に肩と胯の一致を重視するように教わりました。 これは……外三合ではないですか。 通背劈掛だけでなく、五祖拳でも外三合が出てまいりました。 短橋短馬の印象の強い福建系南派の印象からすると少し意外な感があります。...

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発勁無反動

 昨日の内容の詳細です。  先日の練習では老師に三戦の稽古をつけていただいたのですが、どうも上手く出来ませんでした。 どうも身体がバラバラでまとまらず、反動が返ってくるのが気持ち悪い。 この、反動が返ってくるというのは私の中で失敗の目安です。 発勁がきちんとできているとそういうことが無い。...

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