先日、蔡李佛拳を打っていて気付いたのですが、套路をやっても息が切れなくなっている……。
蔡李佛は疲れる武術としても知られていて、全部発勁して套路を打つのは一日一回にしないと寿命が縮むよ、と教えられたりしていましたが、初めて一套打っても息が切れなくなっていました。
これはやはり、日々の心肺強化メニューのおかげでしょう。
最近私も意識してキャリステニクスの特徴であるハイ・ヴォリュームをやるようになっています。
ポール・ウェイド先生のシステムによる、高強度のメニューで日々身体に負荷をかけるのではなく、生化学系を取り入れるようにしたのがこの結果に繋がったようです。
これはそれぞれ違った効能があるので、どちらをやっても良いと思いますし、最近はやっているのは床を使った後者の方で、ハードに体系を変えたい女性にも人気があるようです。
しかし、私個人のおススメとしては、まずウェイド式の高強度で身体の基礎、特に関節を作ってゆくのが良いと思います。
そうして基本の力が作られたところで、生化学系を取り入れてゆくことで、高強度の日の回復にも生化学効果が加わるのでさらに身体が大きくなり、また心肺系も育てられると言う二重に美味しい成果が得られます。
結局どこかの段階でハイ・ヴォリュームにはなってゆきますので、そのためには後追いでの生化学系の追加が良いと思うのです。
本当にすごいキャリステニクスの人達は、信じられないくらいのセット数のプッシュアップや懸垂をこなします。
純粋に高強度だけでそこまでゆくのは大変ですし、生化学系だけでも難しいと思います。
ちょうど今日行ったメニューなのですが、バウンシー・プッシュアップとマウンテン・クライマーのメニューを3セットと、バウンシー・プッシュアップだけのメニューを3セット行いました。
こう書くとただ6セットなのですが、前者のメニューはインターバルなしの3セットで1セットという物で、後者は5セットで1セットと言う内容です。
ですので、本当に1セットを1セットと考えてインターバルを取り、数セットで終わらせる高強度メニューとはまったく回数が違うのです。
しかも、生化学メニューは筋肉への負担が少ないために、高強度を終えた後のようにちょっと動いただけで筋肉が攣りそうになったり、そもそも身動きも取れなくなる、というようなことがありません。
喘ぐほどに苦しいですが、少し休めば回復してまた次のセットが行えてしまうのです。
ですから、ほとんど毎日のように行うことも可能です。
いま私は、高強度を週に一日、生化学を週に3、4日ほどしています。
疲労はほとんど残っていません。
ノー・ウェイト、ノー・ギア、ノー・プロテインを重視している私としては、これは大変に嬉しいことです。
これが出来る状態まで来ると、一日ごとに成長をしてゆくことが可能となります。
何気なく過ぎ去ってしまう毎日に意味を持たせてくれている。本当にありがたいお話です。