私はいつまで経っても英語の聞き取りが上手くならなくて(特に北米の人の言葉が苦手)、これは慣れだろうからと思ってなるべく英語を耳にする機会を増やそうと英語のラジオを聴いたりYOUTUBEのコンテンツを見たりしているのですが、そのフィールドで活躍しているタレントさんの一人に、山下さんという人気のある俳優さんがいらっしゃって。
なんの役をしてるのか全然知らないのですが、山Pさんてあだ名の人? なんかたぶんよく裸になる。
この人は裸になるだけあってサーファーか何かなのかな?
海がとても好きらしくて、仕事がひと段落するとよく行くとおっしゃってて。
そうするとね、普段は感じられていないものが感じられて癒されるって言うのね。
意識しては聞こえてないはずの音が自然の中にはたくさんあるから、そういう物が自分を癒してくれるんだって。
これ、すごくタオ的な話だと思いました。
そういう無意識、元神が吸収したがっている物をきちんと定期的に摂ることは大切だなあと思います。
どうしても、日常の作業効率だけを考えて暮らして居るとそういう部分がおろそかになる。
肉体は自分自身で在りながら、エゴに対して沈黙を保っていることが多々あります。
それがなんとなくの不調として表れ始めて、とうとう表面化したときには結構に苦しいことになっていることだって珍しくはありません。
そのようなことを避けるために、常にサイクルの中にメンテナンスを設けておくことがよいかと思います。
最近とみに感じるのは、山Pさんが言ってるような良い物だけでなくて、悪い物も人間は無意識に身体に取り入れている訳で、特に仕事や暮らしで危機を避けるために見聞しておかなければならないニュースなどは不快な物が非常に多いです。
そのような物を、外に抜くということが実はとても大事だと感じています。
これが非常に難しいことで、何かお酒を飲んだり爆食したりと大騒ぎをしてストレス解消ということをしがちになってしまうのですが、そうすると今度は身体に負担がかかって、視点を変えてみると解毒では無くてかえって心身を濁してしまっているようなことになりかねません。
そうするとこれはもうリセットなどではなくて堂々たる負の連鎖であるような気さえしてきます。
人によっては買い物もしかり、恋愛もしかり。博打やコレクションの人もいるでしょう。
そうして今度はそっちでの負担や消耗への対策のためにまた仕事での抑圧やストレスが高まっていったりしてゆきそうで、サイクルを望ましい物に維持することが重要だなと思わされます。
このような事象の円転の考え方がタオの思想です。
すべてのことはつながっているので、どこかで負の連鎖を断ち切ったり調整してゆきます。
私自身で言うと、最近頭の経穴が開いていつも風が抜けているように感じるようになったという劇的な肉体の変化があったのですが、これは気功やヨガではとても大きな意味があると考えられているようです。
この頭の風が抜けるという場所、風府というツボではないかと訊かれたのですが図でみたら私の抜けるところはもう少し上のようです。
脳戸というツボの辺り。
後頭部ではそこの辺りの感覚が強く、頭頂も非常に強く感じます。また、左右にも感覚があります。
おそらく、厳密な一点のツボというよりも、頭蓋骨かみ合わせの凝りが無くなってきて肉が柔らかくなっているのではないでしょうか。
柔らかくなると気の通りが良くなり健康に良いというのはタオや気功の土台となる考え方です
そのために因果と同じく循環、連環を良しとます。
特に足の裏から頭というのは、身体の中を通る物の主要なルートがあると考えられていて、この通りが良くなると言うのは全体に重要です。
先に挙げた風府というツボは、身体の中を巡る風邪という良くない気が溜まる場所とされていて、おそらくその上の脳戸はそれが出て行く換気口として働くのでしょう。
怒りや不満などの鬱屈した気分などもまた全身に行き渡り、そこらで脂肪血のようにこびりついて留まります。
そうすると全身の循環が悪くなってゆく。
私はひどい汗かきで特に顔汗がひどいのは、おそらく本当はどこか他の場所で汗が出て行くはずの物が、そこが詰まって顔に集中していたからなのではないかと思われます。頭が通るようになってからはだいぶ改善された気がします。
同じく、むくみやすい人などはサウナに行って無理やり汗を出すことで体内のデトックスを図ることがよく見られますが、これもお酒と同じで健康法ではあるのですがかなり荒療治に近い部分もあるので高血圧や心不全の気がある人には危険ですね。ある程度の体力が必要です。
元々が詰まっていて体内に良くない物が溜まりやすいのを改善するのも良い対策だと思います。
私は特に冬場になるとほてりやすく、上気して頭がくらくらすることが日常的だったのですが、これも頭が開いてほぼなくなりました。
上がった気が抜けてゆくようになったためでしょう。
実際には血は上に登ってもそこでとどまらずにちゃんと下に流れるようになっています。
これにより、身体にたまった毒や悪い物が抜けやすくなって、より健康状態が良くなったのではないかなあと思っています。
しかし、この頭が抜けるためには、いったん詰まると言う現象がポイントになっていたような気もしています。
そうして詰まって高まった圧が、幸いにも私には上を打ち破って抜けるようになったのですが、これは気功をしていると一般的に起きる現象だと後から知りました。
サウナと同じ荒療治として、身体に悪い物が滞ったときには思い切って刺激性の漢方をぶち込んで抜くと言う方法もあるようです。
病気になったときに高熱が出たり吐しゃや下痢が起きるのは同じ現象ですね。
いざというときにそのような強硬手段も身体には備わっています。
しかしまあ、できればそのようにならないように日ごろからサラサラと体内の循環を良くして、身も心も淀まないようにしておくのが良いことではないかと思われます。