Quantcast
Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3388

その後の病状

$
0
0

 さて、以前に書いた通り静脈瘤でお医者に行ってまいりました。

 血液検査の結果を見せてもらったのですが、炎症と血栓の数字はやはり上がっているとのこと。

 そこで手術か注射かということになるかと思えば、謎の腫れが起きているので治せないという返事。

 え、じゃあ何か対処は? 

「整形外科行ってみたら?」というぞんざいな答え。

「整形外科行って静脈瘤かもしれないって言われたから来たんですけど」というと「別の整形外科行けば?」とのこと。

 静脈瘤は静脈瘤であるのだけれど、手は付けられないから他のお医者行ってね、あと一か月半後にまた来てね、というのが結論でした。

 治す気がまったく見受けられない……。

 しかも突然死の可能性を自分で言っておきながら、何の根拠でかひと月半ほっとけなどと言いだす……。

 どういう医者なんだ。とも思いましたが、今日日のキレイ系の医院の五分十分診てもらっただけで一万円取るようなお医者さんとはこのようなものなのかもしれません。

 せめてと食い下がって膝の専門医を教えてもらいましたが、正直たらいまわしもいいところ。

 その日のうちに言われた膝の医者に行ったのですが、専門だと言うベテランのこのお医者さん、レントゲンを撮って私の膝を触診した結果、腫れていると言う膝の裏に対して「確かに、ここに何かいる……こんなの初めてだ……」と絶句をしていました。

 結局「わからない」というのが結論となり、今度はMRI撮ってまた来てね、とさらにたらいまわし。

 これ、こうやって治さないでお客を回して稼ぎをシェアするっていうカルテルじゃないですよね?

「治らない」と「分からない」の二言をそれぞれから聞いて合わせて一万五千円を支払い、まったくなんの改善も無いままほったらかしに投げ出されました。

 つまり、まともに歩くことも出来ないくらい膝に激痛が走っており、何の診断もおりていないので解決方法がまったく見えないまま、死の可能性だけは明確に上がり続けている中、対処もなくお金だけ取られ続けているというのがいまの状態です。

 こうなったらもう、膝使わないように安静にしてとかって言われても分かってないお医者の言っていることなので真面目に聞いて突然死を待っている気もありません。

 いや、突然死はもうしょうがないしどうでもいいのですが、大切なのはそれまでの暮らしの快適さ。

 膝の痛みと動かなさに囚われていては不自由です。

 そこでやはり気功と点穴、推拿で膝裏の腫れをいじくりまわして、とりあえず可動域を無理やり確保しています。

 こうするとかなりのところまで行動が可能です。

 飛んだり跳ねたりは難しいですが、安静にして電気を掛けていても出来なかった階段の上り下りや歩行はだいぶん調子がよくできます。

「医者から診断不能と言われて東洋医学で解決の道を……」なんていうベタなパターンをなぞっている最中で気恥ずかしい。

 最初にこのお医者に行ったときに想定していた「現代医は中国武術家の身体という改造された肉体を知らないから対処が分からない可能性がある」というのがどうも今回スマッシュ・ヒットしている気がする。

 そんな訳で、無期限でこのようにして過ごしてゆくことと相成りました。

 しかしね、膝が動かなかったり痛かったりするのは踊ったり泳いだりするのに不便ですが、他に遊べることはまぁいくらかあったりはする訳で、先ほどもジムにいってベンチで161ばかり挙げてまいりました。

 また、もしかしたら男というのは身中に突然死要因の一つも抱えていたほうが、ゆうゆうと大きな生き方が出来るのではないかという気も致します。

 常に不自由と死を感じているからこそ、自由と生が感じられるというのも一つあるのではないでしょうか。

 まぁ本日も面白く過ごしておりましたよ。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3388

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>