冷たい勁力
刀が怖いと言う話を書きましたが、実は整勁の感触も非常に無機質で恐ろしいものです。 過去に受けた中で衝撃的だった無機物との接触に、鉄パイプでの打撃がありますが、まさにそれと同じ手応えでした。 受けた直後は、痛いけど大丈夫かな、と思うのですが、すぐに内側に重さが広がって来て、力が奪われていくように感じます。 これはおそらく、重い質量のもたらす効果なのでしょう。...
View Article12月13日、SUNDAY 茅ヶ崎練習会のお知らせ
13日は、茅ヶ崎での気功を中心とした練習会です。 場所はきれいなダンススタジオYOU&MEさんhttp://members3.jcom.home.ne.jp/yamashita.y/:83:41:83:4e:83:5a:83:58.html です。 朝の10時から11時45分までになりますので、練習後はリフレッシュした体に、海辺の散策や鎌倉方面への紅葉狩りなどを楽しませてあげてください。...
View ArticleLIFE STYLE
みなさんは、コンゴのサプールという人々をご存知でしょうか? NHKのドキュメントで大変に話題になりました。(参考→http://matome.naver.jp/odai/2141769944080118101) コンゴは旧フランス領で、現在、私たちの使っている携帯電話などに使われるレアメタルの採掘を巡って、武力抗争が起きている国です。...
View Article丹田
丹田、というのは、武道などをしている人はよく聞く言葉だと思います。 しかし、それが本当には何で、どういう意味があって重視されているのかに関心を持っている人は実際には多くないのではないかと思います。 よく誤解されているけど、丹田とは体の前面にあるのではない、体を輪切りにした時の真ん中にあるのだ。と教わったのは古武術を学び始めたころでした。...
View Article外見と中身
ある現代武道の先生いわく「うちの開祖は、型ではない動けばすべて技になると言っていた」 それは、中国の内勁の武術からすれば当然のことです。 だから表面だけではわかりづらいし、表面のことはさほど重要ではない。本質は中身です。 いつも書いているように、内側に整勁があれば、触れば二の腕ででも背中ででも発勁になる。...
View Article武術本
普段はあまり読まない武術の本を読んでいます。 と、言っても技術書ではなく(よその技術を知ることは我々にはほとんど役に立たない)、対談の本です。 片方の現代武道(七段)の先生が哲学者であることと、もう片方の先生がしっかりした中国武術の先生だから、さぞ哲学的な話が展開されると思ったので手に取ったのです。...
View Article喧嘩功夫
さきの記事で、真正の中国武術は喧嘩や腕試しになど拘泥してはならないと書きました。が、もしかしたらそれは私たちの蔡李仏拳に限られたことなのかもしれません。 うちは先日映画が公開もされた陳享大師の時代から、心のことを大切に扱ってきました。 なにせ弟子に「技の力はどのようなものを使えば良いですか?」と聞かれて「正義の力だ」と答えたくらいです。...
View Articleジョジョの奇妙な冒険に見る陰陽五行思想 1
私が好きなマンガに、荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」があります。 驚くべき長期連載にして、東洋人で唯一ルーヴルで個展を開き、グッチ、プラダの二大ブランドとコラボした、信じられない天才作家のライフワーク作品です。...
View Article丹田特集感想
12月の関内WSも無事終わりました。 追加参加があったり、病欠があったりと人数の増減があわただしい練習でした。 今回は、内功による全身統一を強調して行い、体幹を大きな丹田にすることをコンセプトに行いました。 二時間の内、始めの三十分は気功による調身をし、結局座高だけで45分も使える贅沢な内容が行えました。 その後は立功を行い、発勁練習に入りました。...
View Articleジョジョの奇妙な冒険に見る陰陽五行思想 6
さて、ここまでジョジョの奇妙な冒険を陰陽五行思想的に読み解いてきましたが、この六部「ストーン・オーシャン」が一応の最後となります。 このタイトルが、もう石、鉱物であり、オーシャン、水、陰、波紋を想像させるものです。 その陰の通り、今回は初の女性主人公となります。 ジョリーンという彼女は、三部の主人公だった承太郎の娘で、刑務所に収監されています。...
View Article1月の予定
来年最初のワークショップは17日の18時より、いつものフレンドダンス教室さんで行います。 また、湘南練習会も、17日の朝10時よりです。 よろしくお願いいたします。
View Article六尺棒
倉庫から六尺棒を引っ張り出してきました。古武術を学んでいた時に使っていた樫制のものです。普使っている中國製の棍と比べるとだいぶ重いです。この六尺棒、だいぶ長く毎晩振り回していたのですが、正直いっこうにうまくなりませんでした。鋭器よりは鈍器のほうが好きなのでよく振っていたのに、どうしても、じゃあこれで刀で切りかかられたときに頼りになるか?...
View Article一筆書きの套路
本日の稽古終了。昼から夕方まで四時間してきました。 套路の練習中、学生さんがどうも内力の運用を忘れてしまうので、その克服がテーマになりました。 套路を覚えるのと単体の発勁を練ることを分けてはいけません。 一つ一つの勁の運用を途切れることなくつなげてゆくのが我々の套路です。 套路用に姿勢を崩したり原則を外したりしてはいけません。 原理を維持したまま行うからこそ、套路のコンセプトが伝わってくるのです。...
View Article本日の稽古の感想
本日の朝稽古が終了しました。 遠方から泊りがけで着てくれている学生さんも無事初級套路を終えました。 まだまだ順序を覚えるのと中身の運用の両立が難しいようですが、まずは覚えて持ち帰れば、あとは自分でいくらでも咀嚼と消化はできます。 功夫とはそこがポイントです。 練功が体をはぐくむものである以上、古武術のコツや秘剣のように、知ればその場で使えるようになる、という物ではありません。...
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