風鈴
最近、冷気をより多く取り込めるようになりました。 と、言ってもオカルトの話ではありません。 気功の話です。 気功となるとすぐにオカルトや信仰、疑似科学に行ってしまう人が多いのですが、これは歴史上、タオと道教が混交されて来たのである意味では仕方がないとも言えますが、私の取り組んでいるのはオカルトや信仰の方ではありません。...
View Article日常の中の区切り
先日、タイのお坊様をお見掛けしました。 乗っていたバイクを路肩に止めて、膝を突いて手を合わせて見送ったところ、前に来て「謙虚」と日本語で言われた後「みんなが幸せでありますように」と祈ってくれました。 とても嬉しい気持ちになれました。 お坊様が通ったときのこの礼は、タイの皆さんがやっているのを模倣したものです。 日常生活の中に仏教が強く存在していることが、私はあの国の素晴らしいことだと思いました。...
View Article体格改造の過程で
公園を通りがかったときに、見たことのないぶら下がり系遊具があるとつい寄ってしまう。SMAC代表師父翆虎です。 先日、いま取り組んでいるキャリステニクス(自重トレーニング)「コンヴィクト・コンディショニング」のマスター・ステップであるハンギング・レッグレイズの上級レベルである20回2セットをクリアしたのですが、継続してこれを行う上でなるべくダメージが少ない器具にぶら下がってやりたいのです。...
View Article階層意識という思い込み・1
「読んでいないのに読んでいるふりをしたくなる本」一位だと言われるオーウェルの「1984」は、ディストピアSFの代表と言われています。 どうしても政治の本のような印象があって手に取りづらいのですが、実際に普通に面白いSF小説として読むことが出来ます。 私自身は、これはどこまで「未来世紀ブラジル」や「リベリオン」の元ネタだと言っていいのかと思いながら読んでいました。...
View Article階層意識という思い込み・2
1984の中で描かれた階層意識、そして他者への攻撃欲求ということ、および貧しい言語で事象を分類することでの思考能力の低下ということで思いだすのは、アドラー心理学のことです。...
View Article階層意識と言う思い込み・3
他者と較べるというのは、自分の外にあることに自分の因果を求める行為の一つです。 例えば、自分がお金持ちにはなれない、ということが劣等感があったとしたら、それは自分よりお金持ちの人が沢山いるという認識をしていたり、自分の周りの環境の平均年収より稼ぎが少ないと自分が感じるからですよね。...
View Article消耗しないレップスの上げ方
フィットネスの記事を読んだり動画を見ていたりしたら、最近では色々なプログラムがネット上に公開されているのですね。 〇〇30日チャレンジなんてのも沢山あるようでした。 それらでは、なにがしかの運動を毎日してゆく訳ですが、その過程でその日にやる回数が上がってゆくことがあります。...
View Article消耗をしないレップスの上げ方・2
前の記事で、運動の回数の増やし方について書きましたが、ちょっと補足をしたいと思います。 トレーニングの回数の「初めは筋力のために。後ろは筋肉のために」の法則に則って考えると、筋肉より腱や関節という筋力の基になる部分の方が疲労が始まるのが早いのですが、回復となると筋肉の方が早いのです。 これが、筋トレで関節を傷めやすい理由の一つです。...
View Article筋トレの回数を増やす方法
前の二つの記事のまとめとして、私が提唱するフリーダム・ボディ・エクササイズ式の筋トレの回数を増やす方法を具体的に書いてみましょう。 腕立て伏せでもいいし、懸垂でも同じ方法で大丈夫です。 体型を変えたいOLさんに時間が無い毎日の中でおなかをへこませたいママさん、部活でのパワーを上げたい学生さんに運動不足が気になる男性にまで活用していただきたい方法です。...
View Article腕立て伏せを出来るようにする方法 序
ここまで、腕立てや懸垂の回数を増やす方法を紹介してきましたが、そもそも一回も出来ない人はどうするの、というところを置き去りにしてきてしまいました。 そう。確かに、一回も腕立てが出来ない人もいます。 特に女性では珍しくないそうで、昔「スケバン刑事2」で主演の南野陽子さんが特訓シーンで腕立て伏せをするところを撮影した時には、上からピアノ線で釣っていたといいます。...
View Article腕立て伏せを出来るようにする方法
前回、膝突き腕立て伏せをいくらしても、腕立て伏せが出来るようにはならないと書きました。 もちろん、やっているうちに出来るようになったよという人も居ることでしょう。 その人たちは、元々筋肉がちゃんと付く身体だけれども、たまたまその時期身体が鍛えられていなかったので膝を突いていただけという人達です。...
View Article暴力と武・1
有名な下着メーカー、ヴィクトリアズ・シークレットのモデルたちは、通称ヴィクトリアズ・エンジェルスと呼ばれてモデルの間でも格別のステータスを持っていますが、このたびそこにトランス・ジェンダーの方が加わったそうで。 女性用下着のモデルを身体的には男性である人が務めることに関しての疑問に、同社の社長は「うちのファッション・ショーはファンタジーだから」と回答しているそうです。 ふむ。...
View Article暴力と武・2
ハゲ、デブとチビはまったく違う種類の侮蔑だということを書きましたが、そこ詳しく書いてゆきますと、ハゲというのは原則、進行性の物であったりあるいは意図的になったりという時制にある現象です。 デブも同じくで、一生の間で太ったり痩せたりする。 しかし、チビはどうでしょう。 これは変動性が極めて低い。...
View Article暴力と武 3
ここで、アメリカに視点を向けてみましょう。 間違いなく現在の世界をリードする国であり、日本もアメリカの極東支局のようにして発展をしてきて、俗にいう「アメリカ型社会」というのをモデルケースにしているので、アメリカの在り方を見ることは常に世界を観るとっかかりになると思っています。...
View Article暴力と武・4
コンプレックスからくる武装について書きました。 この、ミリタリー・カルチャーに対する違和感はアメリカ国内からも聞こえてくるものです。 異常なまでに銃器に対する愛情を持つと言われている作家、スティーブン・ハンターの作品内でも、従軍経験もなければ鍛えてもいないもやしどもがなぜか軍事やそれに関する物を愛好しているのが滑稽だと書かれているくらいです。...
View Article暴力と武・5
私が子供の頃はいまよりも沢山カンフー映画が公開されていたから、それ以外の特撮物やマンガでも、修行や師匠みたいな武術要素が溢れていました。 テレビ放送でジャッキー・チェンの映画が観られたら大喜び。ブルース・リーが流れたら大当たり。ショウブラ映画だと見ちゃうんだけど理解できなくて首をひねったままラストの縦長に映る「終劇」を見送るという次第でした。...
View Article暴力と武・6
ここまで長々と、暴力というベクトル上において世の中がいかに構成されて、そしてその同じ力が余熱も冷めないままにいまでも働き続けてきているかを書いてまいりました。 中国の伝統武術というのは良く出来た物で、その部分にしっかりと向き合い、そこから如何に解脱するかということをテーマにしています。 少なくとも正道の少林拳とはそのような物です。...
View Article自得
例えばある技を伝えるとき、私はその技の由来や元々の形、自分が覚えた時のエピソード、最初していた誤解とそれが解けてわかった真実などのことを話しながらします。 それは、技を通して思考の道筋を伝えたいからです。 その思考モジュールを型にすれば、広範囲的に活用可能な流儀の解体法が手に入れられる。 決して、こーしてこーしてこう、はい覚えてね、という伝え方をしないのはそのためです。...
View Article脱構築
暴力と武についての一連の記事を書いてきて、少し思ったことがあります。 稽古をして越えるべきは自分自身であるということを書いてきたのですが、ではそれが、過去の自分と戦って勝てればそれでよいのかというとそういうことではありません。 若いうちはそれでも良いかもしれませんが、それでは本質的に同じベクトル上で数値が増えているだけという成長にとどまります。...
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