フィリピン武術理解へのお誘い
一般にエスクリマを日本人が習うと、断片的なドリルやジョイントロックなどの技を散文的に学ぶことは出来るのですが、それらが最終的に何をするのかが今一つ見えてこない。 これは、おそらく地域と時代、および流派における構成が全然違うので、バラバラにやったものを一つの体系として運用するにはもう一つ別の段階の学習が必要になります。...
View Articleタピタピについて
一方的に約束した技を練習するのではなく、お互いに自由に動いて技の攻防をする、カポエイラのようなエスクリマの練習。それはどうやってやっているのだろうかという疑問を抱いたエスクリマドールは居ないでしょうか。 カコイ・ドセ・パレスではほとんどの練習をその自由な攻防に費やすといいますが、それがどのように行われているのかを知ることは、言葉の壁もありこれまでは難しいことだったのではないかと思います。...
View Articleタオとアーニスとお醤油職人
このところ、東南アジアにおける武術の伝播と混交の歴史を書いてきて、それからここ数回はフィリピン武術のタピタピについて書いています。 フィリピンはハロハロ文化といって混交の文化の国です。 なにせインドネシアが紀元前にインドに侵略されて服を着ることを覚えたのに対して、フィリピンはスペインが世界一周をしてやってきた大航海時代まで裸族だったくらいのものです。...
View Articleマニラのエスクリマドール
現代のフィリピンのエスクリマのメイン・ストリームは、中部ビサヤ地方でバハドというエスクリマドール同士の決闘を中心に発展してきたものです。 しかし、北部のマニラにはそれとは別に、このあいだまで書いてきた、幾度もの内戦の元で発展してきた、ゲリラ戦エスクリマの歴史があります。 今回はそのゲリラ戦のエスクリマドールについて書いてみたいと思います。...
View Articlenext arnis train plan in 12.3 sunday
next lesson is 12/3 sunday 10:00~ in Yamasita park in front of marin tower. nere by general richard. it's only tipping enjoy with us!
View Article今週の予定
今週は日曜日3日がアルニス・サンデーです。 山下公園、リカルド将軍碑前の芝生で朝10時より行います。 遠方の方がいらっしゃるので、一日中延長戦で行うかもしれません。 ぜひご興味のある方は遊びにいらしてください。 一般 1500 FORRYNER TIPPING
View Article名前
現在、角界が騒ぎになっています。 実は私はもしどうしてもまた生まれてこなければならないのだとして、日本人の男児としてなのだったら、次は力士になりたいと思うようなところがあるのです。 というのも、力士と言うのは男が人の手本として理想の姿を追求することに人生を懸けることが許されている生き方だからです。 現在の他の多くの職業でそのようなことはおおむね許されることはありません。...
View Article立って歩いてタオを征く
これまでの書いてきたように、私たちの中国武術は煎じ詰めれば立つことと歩くことだけです。 この二つだけを突き詰めて正しく行えるようになれば、人はただ触るだけで飛んでゆくようになります。 その過程を通して無為自然ということを学んでゆくのが練習の内容なのですが、この途中で肉体は練功法に依ってより自然の中に働く力と同化しやすいように変化してゆきます。...
View Article週末のお知らせ追加
https://www.youtube.com/watch?v=Qpf4Q5WmXvs 12月3日、日曜日のアルニス・サンデーは拡大版として、午後も15時まで上のようなことを延々する会になりました。 ぶらりといらしたい方はぜひ遊びにいらしてください。 午前からいらしたかたは午後は投げ銭でけっこうです。 山下公園、リカルド将軍碑前芝生にておこないます。
View Articleクンタオへの想い
本日、うちに練習に来てくれている友達がクンタオの動画を紹介しているのを見ました。 そこで行われていることが、あまりにも我々の物と同系の動きであるので、非常に関心いたしました。 クンタオは拳道と書く福建の武術で、インドネシアに移住した華僑の間に伝わっていた中国武術なのですが、近年になって中華系以外の人々にも入門が許されるようになったと言います。...
View Articleクンタオへの想い のつづき
前の記事でクンタオについて書きましたが、それで思い出したことがあります。 ミンダナオにおいてどの段階でクンタオが部族の文化となったかはわかりませんが、それが20世紀初頭以前かもしれないと考えると、地理的にちょっと面白いことが見えてきます。 フィリピンの文化圏は大きく三つに分かれていて、一番北のルソン島、中部ビサヤ地域、そして南にミンダナオ諸島があって、そのすぐ下はもうインドネシアです。...
View Article明日はタピタピ祭
https://ameblo.jp/southmartialartsclub/entry-12331613851.html さて、とうとう明日に迫りましたアルニス・サンデー特別企画です。 午前のセッションの後、午後から15時くらいまでひたすらタピタピの練習をしようと思います。 午前の部に参加の方は投げ銭でけっこうです。 午後からの方は特別価格1000円でけっこうです。...
View Articleさて明日はタピタピ祭
タピタピを日本人が理解するにはおそらく、まずはラルゴ(長距離間合い)のエスグリマの時代のことを知るのが早いでしょう。 この時代はとにかく遠間で戦い、主に相手の手をカウンターで狙ったりするのが盛んだったと聞きます。 現代にもこのスタイルを遺したイラストリシモ先生は「ディスアーミングってのは相手の手を切ることだ」と言ったとか。...
View Article品
最近読んだ好きな作家さんのお話に、発達障害みたいなののお坊さんのお話がありまして。 まぁ平安時代のお話だからそういう言葉はないんだけれども、何十年修行しても般若心経が覚えられないとか、作務に異常に時間がかかるとかそういうのでちょっと他のお坊さんから侮られたり迷惑がられたりしている。...
View Article棒で投げる 棒で極める
さて、タピタピ祭終わりました。 それまではいまいち基本の動きも出来なかった人も、そこを越えることをやっていると自然にみんな出来るようになっていくというのは、私の十七年の経験でもなんども見てきたものです。人間の不思議。 同じく単体でやると結構考えこんでしまって上手く出来ない棒を使った投げや関節技も、流れの中でやっていくと存外にかかるようになっていったりします。...
View Article本日の分析
せっかく安全に自由な攻防をして楽しめる方法があるのだからやらなければ損かもしれない。という訳のタピタピなんですが、そこはやっぱりフィックションであることを忘れてはいけません。 あくまで練習の方便なので、そこだけ切り取った実力がアルニスの全体の地力とはまた別のお話。 その上で今日はちょっと踏み込んだタピタピにおいての勝ち手を分析したりもしました。...
View Article今後の予定
12月10日 日曜日 関内ワークショップ 注・今回は第三日曜日ではありません 関内駅から徒歩五分のフレンドダンス教室さんにて18時からです。 一般 3500 予約 3000 12月17日 日曜日 アルニス・サンデー 山下公園、リカルテ将軍碑前芝生にて 10-12 一般 1500 外国人 TIP 1月14日 日曜日 文京練習会 15:30~18:00 江戸川橋体育館多目的室 一般 3500 予約...
View Article本質を見失っちゃダメ
タピタピを行うと、武術でありながらちょっと格闘技っぽい感じが味わえます。 棒を使ったお相撲というか、確実に決まるのが当たり前だという手ごたえが得られる。 柔道家にとって人間というものは投げることが出来るのが当たり前だというレベルで、アルニスでも棒があれば人は投げらえるのが当たり前だとか、相手の棒は奪えるのが当たり前だという感じになれると、地力がついたのだなあという気になります。...
View ArticlePR: エイズはもはや「死の病」ではありません!-政府広報
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View Article今週の予定
12月10日 日曜日 関内ワークショップ 注・今回は第三日曜日ではありません 関内駅から徒歩五分のフレンドダンス教室さんにて18時からです。 一般 3500 予約 3000
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