お手本
私が唱える「把」系武術の典型的な高手。 うちでもよくやる練習です。 よっかかっても勢いでやっても動かないような状態でも、ゆっくり近づいて行ってそっと触ると跳びます。 この、ゆっくり歩いて近づく、というのは練習の風習で私は習ったのですが、この動作そのものに威力との関係は別にありません。 本質は手の届くところに立ってからです。...
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こっちの方がより鶴拳類って感じが伝わりやすいかもしれません。 https://www.youtube.com/watch?v=UgkaJCs8Q-4 WSや練習にきていただくと、大体初日からこんな感じで食勁となります。
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水難の約半数は死亡事故に。山岳遭難者の約半数は60歳以上。出かける前に確認を! Ads by Trend Match
View Article7月17日 関内ワークショップの感想
今回のWSは、夏の暑さが苦しくない程度の練功をする、というのがテーマでした。 無理をして体に負担をかけるということは、気功の根本思想に反しています。中庸を取ることが何より大事。 そのため、今回はたった二つのことだけをやりました。 一つは、内功、胴体部の膜の活用の徹底です。 ひたすら禅密功などを一時間ばかりやり続けました。おかげでかえって鏡を見ると腹筋にうっすらラインが浮いていました。...
View Article日本人の自殺について 1
カン・サンジュン先生が曰くには、日本の自殺率の異常な高さには構造上の問題があると言っているそうです。 みなさんは日本の年間自殺人数をご存じだろうか? 三万人です。 死因としては第五位の不慮の事故に続く六位。割合としては2・8パーセントだそうです。 ちなみに一位はガン、二位が心疾患、三位脳溢血、四位肺炎。 で、事故ときて次が自殺。...
View Article日本人の自殺について 2
前の記事のつづきです。 カンサンジュン先生の主張を受けて、フリーアナウンサーの小島慶子さんは大変にエモーショナルな形で、ご自身を含めたメディアの責任を問うています。 ちょっと女性誌を開けば「一歩上を行く」「勝ち組コーデは」「季節を先取る」など、逐一闘争をあおるような文字が踊っており、常に相争うように洗脳を仕掛けられているかのようだからとのことのようです。...
View Article8月関内WSのお知らせ
8月のSMAC 関内WSのお知らせ 今度も第三日曜日、21日に、いつものフレンドダンス教室さんをお借りして、18時より20時まで行います。 一般 2500 予約 2000 会員等 2300 外国人 500
View Article自分の内なる確かな物
日本人の自殺率の高さと、それについての見解などを書きました。 カンサンジュン先生や小島慶子さんがこの問題に見せた姿勢から、自分も同じ社会に棲む一人の人間としての声を上げた次第です。 この問題に関しては私は長い間、自分のテーマとして見つめてきた問題です。 直接的に死ということそのものではなく、社会そのものが孕んでいる悪意の問題です。...
View Article鶴拳類の視点から観た形意拳
鶴拳類の研究のお話です。 初めてこのページを見てくださった人のために改めて書きますが、ここでは少林に伝わる把が、鶴拳として南進していわゆる南派拳法にまでなったという説を検証しております。もしご関心お持ちいただけましたら、以前の記事など見ていただけましたら幸いです。 と、言うわけで、今回は、もっとも世間に広まった把の直系武術である形意拳を、この視点から分析してみたいと思います。...
View Article鶴拳類の視点から見る形意拳 2
形意拳の五つの字訣とは、採、撲、卷、縮、決です。 採とは毒草を踏むように歩くことと言われています。 ちょっと想像しにくいですが、足の置き方の特徴のことを意味しています。 先生からは、毒の植物の汁を踏み出すようにと習いました。...
View Article発勁数段階
以前に少し書いた通り、抖勁を時々思い出しては練習しています。 これが出来ると大変便利なのですが、まぁ必ずしも出来なくても良いと思っています。 良く言うのがラーメンの香味油のようなもので、あった方がおいしいけどなくても料理としては完成します。 ちょっとしたフレイヴァ、ちょっとしたトッピングです。 名前の通り、わずかに震える程度に必要な感じです。...
View Article今日のかんふーくらぶさん
今日は基本の五輪馬と八卦拳を復習し、合間合間に内功を挟んでゆきました。 途中から鶴の練法に入り、最後はそれを活用して短打練法。 通常の流れの中にオカズの担橋や抛肘による破橋法や、暗腿を入れて自由に動く練習をしました。 面白かったー。 来週もまたある予定になったので、今度は勁力にまた目を向けて、掃討力にフィーチャーしてみたいなあと思います。
View Article南船北馬と洪門の武術
かんふーくらぶさんで練習しているときに、やっていた動作とまったく同じ物を北派でやったことがあると、鬼が島の鬼の総大将的な方がやってみせてくれました。 確かに同じ動作でしたが、やはり震脚をしています。 それが自然な中国武術、特に北の中国武術の特徴です。 これどうも、聞いた話によると南船北馬の言葉の通り、馬の上で武器を操っていた時代の名残だという話のようです。 もともと、北の武術の仮想敵は馬賊です。...
View Article虚勢の迷い道
諸々の愚者に親しまないで、諸々の賢者に親しみ、尊敬すべき人々を尊敬すること、──これがこよなき幸せである。 これは、お釈迦様のお話にある一節だそうです。 衆生を救うお釈迦さまのエピソードの中にもこのような言葉があるくらい、実はこのことは重要であるようです。 同じ場所に居て、同じことをしているようでも、まったく違うことになっていることがあります。...
View Article洪門の武術と鶴拳
少し前に、洪門の武術について書きました。 主に洪拳について書いたのですが、今回はそこから派生した内容について書きたいと思います。 前回は、洪拳が清末ではなくて明代に創始されていたという説を取り上げていったのですが、その場合、一つ否定される創始説が出てきます。 洪拳が洪煕官という武術家によって編み出されたという説です。この洪煕官創始説では、まず彼が清の時代の人であることが引っかかります。...
View Article力みと自立
少しづつ勁が使えるようになってきた段階で悩むのが、感覚が無いということです。 打てば相手が吹っ飛ぶのですが、自分にはその手ごたえが無い。 自分はそれまでと同じつもりで推してるのに、相手が勝手に飛んで行ってしまう。 こうなると、相手がいなければ自分が出来ているのか出来ていないのかの確認ができないことになってしまいます。 人はどうしても手ごたえを求めてしまう。...
View Article思想についてもう一度語ろう
前の記事の続きのようなことを書きます。 前の記事では、身体の使い方は力感を伴わないのが正解であり、ともなうのは自作自演の力みの気が強いと書きました。 また心も同様であり、心が手ごたえを求めると今度は妄念、妄想、妄執の類になるということを書きました。 いつも書いていることですが、私は中国武術や気功を、思想の体現方法として行っています。 思想とは、陰陽思想であり、いわゆる老荘思想のことです。...
View Article7月30日 練習記
7月30日の土曜日、まずは午前から稽古でした。 いつもの学生さん達がお休みで、遠方は都内からの方のみの参加でしたが、まだ暑く成りきる前の時間で気持ちよく稽古が出来ました。 参加してくださった方が非常に聡明な方で、的を射た質問やご自身のテーマを的確にしてくださるので大変に進捗が芳しく、中身のある稽古が出来た手ごたえがありました。...
View Article陰陽の勁
ワークショップを開いたり、かんふーくらぶさんに行ったりすると、みなさん色々な言葉を教えてくれます。 私のやっていることを見て、北派で言う○○勁だ、と言ったり、説明した動きを何か難しい四字熟語のタームで語られてるものだと教えてくれたり。 ここで残念なのですが、私はそういう言葉をまったくと言っていいほど知らないので、それが何なのか大体いつも分からない……。...
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