SMACホラーシリーズ 2・ゾンビ その1
ドラキュラにはたくさんの特徴がありますが、その中でも感染する、人間が違うものに変化してしまう、という部分を引き継いだホラーモンスターがゾンビだと言ってもいいでしょう。 いわゆる吸血鬼とゾンビの違いは、個体の個性が薄く、群体であるということでしょう。つまり、松浦亜弥ではなくてモーニング娘。的な存在です。なんだそれ。...
View ArticleSMACホラー・シリーズ 2 ゾンビ その2
そのような「群れ」であるゾンビですが、これが呪術ではなくて科学的な要因によるものだと分類されがちなのが面白い。 これは、60年代、70年代のホラー映画がオカルト映画ブームであり、悪魔や魔女、死神という呪術や信仰に属する物が多かったこととは対照的です。 科学的な要因としては主に、宇宙からの放射線か生物的な細菌による物が多いのですが、主に後者がスタンダードだと言えるでしょう。...
View ArticleSMACホラー・シリーズ 2 ゾンビ その3
と、言ったような次第で、ゾンビ物というのは正直どれもプロットが同じで私などはつまらなく感じてしまう。 しかし、これが好きな人にとってはたまらなく自由を感じるシチュエーションなのだそうです。...
View ArticleSMACホラー・シリーズ 3 スラッシャー その1
前回、アメリカのゾンビはアメリカの民話だと書きましたが、今回も同じくアメリカの民話についてお話しましょう。 と、いうのも世界的な産業として映画と言えばハリウッドというように、映画産業そのものがアメリカの民話を映像化するものだから、映画に出てくるようなモンスターを語るにはどうしてもアメリカの民話というものが重なるのです。...
View ArticleSMACホラー・シリーズ 3・スラッシャー その2
さて、今回もネタバレしてゆきますので気を付けてください。 前回はスラッシャーのパイオニアについて書いてきました。 そして、スラッシャー映画とはすなわち、精神病者への恐れを描いたジャンルだと書きました。 これまでのドラキュラ、ゾンビとは新しい価値観や人権、洗脳、時代の転換と言った物への不安がモンスターとして描かれたものでした。いわば思想上の問題です。...
View ArticleSMACホラー・シリーズ 3・スラッシャー その3
スラッシャー映画の特徴は障碍者が襲ってくるということであり、その基調は信仰にある、ということを書きました。 これは、アメリカの成り立ちと直結しています。 テキサス・チェーン・ソー、エルム街の悪夢なども含めて、スラッシャー映画に共通するのは「相手の領域に入ると襲われる」ということです。...
View Article今週の予定
8月19日 アルニス・サンデー 山下公園中ほどの芝生にて10時より 一般 1500 外国人 TIP 〇補習 アルニス・サンデーと関内WSの間に、希望者が居たら補習練習しまーす。 どちらの参加者からのお申込みでも構いませんので、もし体力と時間があまってる人がいたらおっしゃってくださーい。 関内WS 関内駅五分 フレンドダンス教室さんにて 一般 3500 予約 3000...
View Article最近踊ってます
最近の体調を少し。 とりあえず、即死の症状は切り抜けているようで、そちらは一年、一年半後に正常値になることを目指しつつ、当面の問題となった膝の痛みに付き合っております。 二週間ばかりは注射をしなくてもなんとか逃げ切れるようになり、フィリピンへの帰還が見えてくるようになりました。 ただ、多くの朝は、起きると右膝が固まっており、少しづつ伸ばしてゆかないと動きません。...
View Article今後の予定 随時更新
8月19日 アルニス・サンデー 山下公園中ほどの芝生にて10時より 一般 1500 外国人 TIP 〇補習 アルニス・サンデーと関内WSの間に、希望者が居たら補習練習しまーす。 どちらの参加者からのお申込みでも構いませんので、もし体力と時間があまってる人がいたらおっしゃってくださーい。 関内WS 関内駅五分 フレンドダンス教室さんにて 一般 3500 予約 3000 8月25日 土曜日...
View ArticleSMACホラー・シリーズ 4・エイリアン その1
近代史とホラーに関して書いてきたこのシリーズも、ひとまず最終章です。 今回は、20世紀に入ってから創始された完全に新しいジャンルのホラーの対象、エイリアンについて書きます。 20世紀に宇宙からの恐怖というと違和感を感じる人もいるかもしれません。...
View ArticleSMACホラー・シリーズ 4・エイリアン その2
さて、前回、侵略SFについて書きました。 そして、それと「エイリアン」はまったく違うということをにおわせて続くにしました。 その違いを分かりやすくするために、一度侵略SFものエイリアンの中のあるサブジャンルを紹介しましょう。 それは、失望を込めて通称「宇宙怪獣落ち」と言われるものです。 例えば、あるアメリカの田舎町にもう何十年も姿の変わらないままの人がいると言うことに気付いた子供が居るとします。...
View ArticleSMACホラー・シリーズ・4 エイリアン その3
さて、ここで「エイリアン」がようやく書けます。 皆さんはご覧になったことありますか? 粗筋をご紹介しましょう。 外の惑星から地球に鉱石を運んでいた宇宙船が、道すがらに知的生命体からの信号をキャッチしてその星に着地すると、そこでは死亡した宇宙人の姿が発見される。 その宇宙人を殺害した宇宙生物が主人公たち宇宙船の乗組員にも襲い掛かります。...
View Articleフィリピンへの追想・1
定期的に見る動画がいくつかあります。 そのうちの一つがこちら。https://www.youtube.com/watch?v=F4VMz5SOCJg&t=214s セブの二大バハド流派の一つ、バリンタワックの直系三代目、ロドリゴ・マランガ先生のコンバット・エスクリマ・マランガ(CEM)のトレーラーです。 初めに制作会社のロゴが出てくるだけあって、非常に美しく良く出来た映像です。...
View Articleフィリピンへの追想・2
フィリピン本土でのエスクリマは、大きく言うと三つです。 一つはスペイン剣術の要素の強い伝統家伝系の物。 これがもっとも古い時代の、19世紀までの前提の上に出来ているスタイルです。 その後の物が、バハドと言われる決闘用のエスクリマ。 このスタイルの物がフィリピンでもっともメジャーなスタイルの物です。 カコイ・ドセ・パレス、バリンタワックという二大潮流はこのタイプになります。...
View Articleフィリピンへの追想・3
現代エスクリマと、バハド・エスクリマと、伝統エスクリマの違いに関して技術面から私論をしますと、ペンキ・ペンキとディスアーミングとブロックに切り口で分かれるのではないかと言う気がします。 ペンキ・ペンキというのがどの程度普遍性のある言葉なのかはわからないのですが、私のこの場合の使いかたとしては、棒と棒を打ち合わせる対人練習だと思って下さい。...
View Articleフィリピンへの追想・4
同じバハド系のセブのエスクリマでも、前述した二大潮流のドセ・パレス系とバリンタワック系はまたそれぞれ違う部分を強く感じます。 この二流派、もとは同じドセ・パレス系の伝統エスクリマだったのですが、そこで開発されたコルト・リニアルという文字通りのリニューアルスタイルから二つに分裂しました。...
View Articleフィリピンへの追想・5
ラプンティ・アルニスの攻撃はアバニコなのでコルト・クルバダのドセ・パレスに近い感じがする反面、ブロックはバリンタワックに通じる物があるように思います。 また、もともとが伝統派でありマニラの派はゲリラ戦の色があり、全体的に無骨でごつい印象を受けます。 どちらかと言うと、「カリ」の軽快さやバハド系の多様さはそれほど感じないと思います。...
View Article衝撃のケソン・シティ
フィリピンに追い修行に行くことが決まって支度中の昨今ですが、衝撃の動画に遭遇しました。 https://www.youtube.com/watch?v=e-xTpGNZ0j4 基本的に私は「カリ」とタイトルされた動画は見ません。 なぜなら私が知っているアルニスとはまったく違う物だからです。 しかし、その違いは両方をしっていて現地でやったことのある人にしか伝わらないのだろうと思っていました。...
View Article祭について 1
いま、私の好きな作家のヒトのインタビュー集を読んでいます。 この人の作品は私にとってもともと特別だったのですが、それは私がカンフーマスターとなってからさらに特別な物になりました。 なぜなら、彼は作品だけではなくて自分の生き方というものに対して非常に自覚的だからです。 この、自覚的だということは私たちの行っていることにおいてとても重要です。...
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