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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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縦回転発勁私論 2

 前回は、発勁法の誤解について書いてきました。 この、発勁法について説明するために、ぜひに引き合いに出したい資料があります。 それは、90年代に出版された美術系の書籍となります。 そのシリーズは、一冊1テーマで一冊ごとのお題に合わせた古今東西の絵画や彫刻、また写真などを沢山並べながら、人類史におけるそのテーマについて紹介してゆくという物でした。...

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縦回転発勁私論 3

 さて、前回お伝えした、縦回転だけど縦回転じゃない身体の用法についてご説明いたしましょう。 これは、確かに前回の見立てのように分解して見取ると、確かに縦回転をしています。 しかし、それはあくまで外動、外の動きのことであって、これは中国武術の運動理論において本当に大事な内運に関して言うと回ってはいません。 もう一度、白鶴拳の色々な動画に関して目を向けると、動いていない先生も沢山います。...

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あるピカレスクについて 1

 最近ね、これは面白い! と思った作品がありまして。 面白いだけでなくて、元々オリジナル・シリーズのファンであり、総製作者のファンであり、かつ、私が普段ここで書いているようなことを具現化したような作品になっていると膝を打ったものなんですね。 でも、それが何かを、ネタバレしたくないんですね。  内容についてはだいぶネタバレしますから。...

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あるピカレスクについて 2

 大佐の率いる部隊は壊滅しました。 しかし、ダディともう一人の傭兵系、そいつの名は仮に、働きマンとしておきましょうか、そいつらがいる別部隊が分かれていて、そちらは島の逆側から潜入に成功したんですね。 彼らはその夜はキャンプを張って翌日に市街部に潜入することにしたのですが、ダディが夜中に目を覚ますと例の動物系の奴が、仲間の一人を喰おうとしてるんですよ。...

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あるピカレスクについて 3

 ちょっと自体が複雑になって来たので、背景を説明しましょう。 囚人部隊はアメリカから送り込まれたのですが、その目的はこの国にあるヴァルハラみたいな名前の付いた施設を破壊するためです。 南米の国なのにどうしてドイツ語か気になったのですが、それはかつて逃亡したナチの残党が工廠施設として使っていたからだとされています。...

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あるピカレスクについて 4

 ヴァルハラ施設の責任者を誘拐し、協力を強要するために脅迫するシーンは私のお気に入りです。 椅子に縛り付けた施設長に、ダディはこういいます。「協力しないと殺す。俺たちを無事に施設の内部に案内しないと殺す。逆らえば殺す。少しでもおかしな真似をしたら殺す。警備の兵士に笑顔を向け続けていなければ殺す。一言でも余計な口をきいたら殺す」...

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プロパガンダ映画について 1

 以前に、香港中国合作のプロパガンダカンフー映画について書きました。 その時には、霍元甲師を主人公にして遺族に訴えられた「SPRIT」と、葉問師を主人公にして同スタッフからNOプロパガンダ版を作られた「イップ・マン」をご紹介しました。 近年の功夫映画「少林寺 十八の羅漢」などに至るまで、「SPIRIT」以降中国政府の絡んだカンフー映画は反日プロパガンダの手段としての役割が強く現れています。...

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プロパガンダ映画について 2

 前回は中国制作によるプロパガンダ映画について書いてきましたが、今回の本題は日本発のプロパガンダなのです。 満州入植時代、日本でもエンターテインメントを使った大衆への扇動が行われていました。 有名な「狭い日本にゃ住み飽きた。志那にゃ五十億の民が待つ」という歌などは良く知られたところでしょう。...

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五擒戯と五行

 先日のオンライン・レッスンでは、気功の部で五擒戯と五行について教わりました。 老荘思想の元祖である荘子の時代には、まだ陰陽説と五行思想は融合されておらず、八卦思想も別だったと言います。 それが融合されたのは前漢の時代からだそうです。...

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フィリピン武術の真実

 暑い日々が続いています。 外仕事でもうろうとすることがあるせいか、時折どこかからフィリピンの匂いが漂ってきたように感じられることがあります。 タイではなくてフィリピンです。 フィリピンの、排気ガスの匂いを懐かしく感じることがあるのです。 ちょうど、この数日もフィリピンの友人たちからいつものように連絡がありました。「どうしてる?」という連絡もあれば「今度いつフィリピンくる?」」という物も。...

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雷について

 本日も、老師にオンラインで白鶴拳を教えていただいていたのですが、招式の中にレイコンサンスーという物が出てきました。 レイコンサンスー、雷公上樹です。 これ、下から上に力が働く動きなのですが、不思議に思ったので質問をさせていただきました。 雷と言えば上から樹に落ちるもの。樹に上がると言うのは不思議に感じます。...

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世界の認識と生き方について

 これまで少林寺の縁で何度か取り上げてきた百獣の王についてなのですが、前回彼の個人的なところに踏み込んだのを機にもう書くこともあるまいと思っていた物の、また少し掠めるようなことになりました。 というのも、彼が自分と同じジャンルの発信者だと語っていたある手品師の人が、不謹慎な発言で社会的に問題を起こしていたからです。...

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陰陽でタオを読むという話

 この八月、私は無事二回のワクチン接種を受けることが出来ました。 神奈川県在住の四十代としては早い方になると思います。 この年齢だと、職域接種で受けるか、自衛隊の集団接種会場での接種に間に合ったか、あるいは既往症での接種かということになります。 私の場合は最後の物になります。...

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現代の政治に観る神話 1・聖ジョージ・フロイド

 先日、ある外国人ユーチューバーがBLMについて語るという動画を拝見しました。 彼はアメリカの黒人種で、全編英語で話している物に字幕を付けて発信すると言う形で配信をしているので、日本人を対象にしたコンテンツであるのだと思います。 一見、冷静で理知的に語る彼なのですが、実は共和党支持者で、政治的な話になるとちょいちょいソースのいい加減なことを断言しているような字幕が入ります。...

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現代の政治に観る神話 2・王達と神々

 前回、共和党支持の黒人ユーチューバーの方が提示した「ジョージ・フロイドBLM政治利用説」について述べました。 その配信者の理論では、フロイド氏の検死では体内から多量の禁止薬物が発見されて、死因はオーバードーズだと言うことが語られていました。 もしそれが真実だとしたら、これは話が大きく変わってきます。 そこで調べてみたのですが、なるほど、この配信者氏のプロパガンダ姿勢が良く見える結果になりました。...

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ジャングル・キングの戦闘法 1

 このパラダイム・シフトの時期に入ってから主に前のパラダイム・シフトのことを描いたフィクションやその時代に書かれた作品についてご紹介することが多いですが、今回ご紹介するのは手に入る限りの二十冊ほどを読んできたターザン・シリーズです。 このシリーズ、開始されたのが1912年のことですので、第一次大戦前になります。...

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ジャングル・キングの戦闘法 2

 前回予告した通り、ターザンの戦闘法、100年以上前の作家が想像した戦いの手段について書いてゆきましょう。 ターザンと言えばロープというのが印象にある方も多いことでしょう。 しかし、実はあのターザン・ロープというのは映像オリジナルです。 原作では猿の枝渡りのようなことをして移動をしますが、ロープで移動はしません。 けれどもロープは使います。...

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武縁が無い 1・敗北者からの手紙

 暑かった八月が終わって、九月一日より秋雨前線が到来しました。 私は無事二度のワクチン接種も終わり、受験にも合格して、昨年帰国してパラダイム・シフトに対応すべく生き方全ての進路を変更した結果が一つの峠を越えたような感を得ました。 このまた数年後にある関門に向かって進んでゆく気持ちを新たに、入学までの半年ばかりを相変わらず学問の日々として送りながら学費を稼いでゆきます。...

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武縁がない 2・男の一枚! レッドカード!!

 前回は、他人を自分の低みに引きずり降ろそうとする人の動機として、まず一つ目に既得権益への執念と言う物を上げました。 二つ目の動機として、心理的な安心感、他人も自分と同じにして安心したいという、同調圧力を上げたいと思います。 世の中に悪平等を広めて、自分が努力も向上もしないことを他人を巻き添えにすることで自分の価値を相対的に平均にしたいというこの考え方、いや、株式操作ですね。粉飾ですよ。...

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武縁が縁が無い 3・自分

 前回、あるサッカーマンガの前半の粗筋を書きました。 一見、これでもう内側に問題はない、あとはスポーツに精を出すだけだ、と思われるところまでを書きました。 しかし、実はそこからが本当の問題となるのです。 負傷は抱えている物の、各自それなりにリハビリをしてサッカーをしている一年生選手たちでしたが、主人公以外にはある共通の目的がありました。...

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