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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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メビウスの輪 C

 さて、前回は「逆襲のシャア」のうろ覚えの粗筋を書きましたが、それを前提にテーマ曲「BEYOND THE TIME」を聴いたり、出来れば歌詞を読んだりされてみてください。 序盤で繰り返される「BELONG」というのは私には普段あまり使う記憶の無い英語ですが「ふさわしい」という意味があるそうです。 私はTMさんがコーラスをした森口さんのヴァージョンをラジオで聴くたびに涙が溢れそうになりました。...

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メビウスの輪 D

 さて、前回までは、実存主義的なことを書きました。 ここからがこの歌詞のすごいところだと思うのです。 実存主義、と書きましたが、実存主義的に注目すべき問題の人物と言えば、ニーチェ君ですね。 これ、観の良い方ならもうお分かりでしょう。この曲はニーチェ君なのです。...

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メビウスの輪  E

 前回は、すでに戦争はナポレオンやクラウゼヴィッツの時代のような掠奪戦ではなく、文学的なものになっていると語られていることについて書きました。 このことに関しては、現在沢山流通している戦争に関するアナライズの記事を検索していただければお分かりいただけるかと思います。 人種の正統性であるとか、思想的な統一であるとか、そういうことのために人類は戦争をしています。...

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英雄礼賛

 以前も書いた通り、外国人のユーチューバーの方の動画を良く観ています。 生の感性を見ることが出来て非常に勉強になります。 特にいまの情勢においては、旧ソ連圏の方々の政治的発信が多く、非常に参考になります。 やはり当事者と、距離の離れたところに居る異文化圏の人間では視点が違います。...

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ラ・クリマ・クリスティ 1

 先に、ガンダムの中で語られていることはニーチェではないか、ということを「逆襲のシャア」という映画作品の記憶を引き合いに書きました。 正直、その後のガンダムについては私は追いかけていないので、全体図としてはまったくわかりません。あくまであの時に引き合いに出したテキストからだけ読み取ったという内容です。...

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ラ・クリマ・クリスティ 2

 布教宗教はやがてニーチェ君の時代になって「無神論」と言う物に繋がりました。「神は死んだ」という奴ですね。 これは、ドンドコドンドコの土着信仰の時代から進化した布教宗教が持つ、人間はらせん状に軌跡を描きながらも進化をしていっていつか神の御側に近づいてゆく、という発想を否定する物になります。...

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見えない物を見る力

 先日仕事を終えてサミットさんで夕食を贖ったスクーターでの帰り道、目の前の横断歩道の左側に小学生の二人連れが立っているのを見つけました。 女の子の方は四年生くらい。彼女が手を引いている男の子は一年生くらい。おそらくは姉弟かな。 私は停止して、どうぞ、と手で横断を促したのだけれど、そうすると女の子がちゃんとしていて、同じことを返してくる。 こちらが再度促しても、やはり同じことを両手で返してくる。...

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異常人格

 まぁ。 以前にこういう報道がありまして。 いつか書こうと思ったままずいぶん時間が経ってしまいました。3歳児に「日本語しゃべれねえのか」 母子への不当聴取訴訟、東京都は請求棄却求める「娘は今も不安とうつ病に苦しんでいます」。南アジア出身の女性と3歳の娘が、警察官からトラブルの相手に個人情報を許可なく提供されたなどと訴えた裁判の第1回口頭弁論が行われた。www.huffingtonpost.jp...

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人生意識

 さて、おかげさまで無事、入学式を終えました。 明日からは通学が始まります。 私、最年長なんじゃないかなと思っていたら、私より上のおばあちゃんも同級生に居ました。 卒業まで無事通学できるのかな、この方……なんて悪いことを考えてしまいましたが、それは私自身、常に自分が死ぬことを考えているからです。 独身男性の平均寿命は六十代前半だと言う説があります。 私には十数年しか時間がない。...

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師父、ニュー・タイプについて考える 1

 先日、数十年前に見たきりのガンダムを記憶を頼りに考察するというアホな作業の結果をこちらに投下しましたが、今回の記事はその続きです。 その時は作中にあるニュー・タイプと言う物に初めて目を向けて、彼らは恐らくニーチェ的な超人追求の過程にある人達なのだろう、ということを書きました。 すなわち、東洋哲学的な超人のことです。 しかし、そこで一つ疑問が湧いてきました。...

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師父、ニュー・タイプについて考える 2

 前回はララァ・スンは身体能力だけ覚醒した物で仏教的には凡人である、という阿闍梨の見解までを書きました。 だとすると、仏教以前のヨガ行者の可能性が高い。 お釈迦様はヨガの修行から始めて、その枠の中での覚醒はした物のそれでは自分の求める悟りには遠いと既存の修行を捨てて瞑想によって悟りを開かれた方です。 よって、それ以降の教えが仏教の本質であるはず。...

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師父、ニュー・タイプについて考える 3

 前回は現代人とは価値観の違う、仏教以前のヨガ的考えからニュー・タイプを見てみました。 この記事を書くに伴って、ニュー・タイプとはなんなのかということをウィキペディア程度で調べてみたのですが、そうすると彼らはインドで修行している、という証言が見つかり、やはりヨガ行者のことなのだろうな、ということが見えてきました。 再三繰り返している通り、このヨガの考えが中国に伝わって気功や少林拳となりました。...

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師父、ニュー・タイプについて考える 4

 前回、ニュー・タイプは能力を発動している時に眉間にイナヅマのような物が走るという演出がある、とウィキに書かれていたことを取り上げました。 これ、単に70年代的な古いSF演出ではなくて、恐らくは物理的なことなのです。 つまり、あれは星飛雄馬の目の中に炎が燃えているというような演出上のことではなくて、恐らく本当に物理的に起きていることなのであろう、と私は思うのです。...

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師父、ニュー・タイプについて考える 5

 カミーユ・ビダン君は螺髪が無いがために自己の認識能力が感受した情報を受け止め切れずに破滅してしまいましたが、仏教ならざる気功ではその問題に対して別のアプローチをしています。 気には中丹田、壇中穴の法輪に宿るという広義の気、そして下丹田、丹田から命門という場所に宿る精という物があります。 眉間の神と合わせて、気の三態とされています。...

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師父、ニュー・タイプについて考える 6

 私の先生の先生に、謝明徳と言う大師が居ます。 謝大師は60年代に、初めてアメリカにおいて気功を世に広めたパイオニアの一人です。 当初はまだ「気功」という言葉が知られていないので「チャイニーズ・ヨガ」と言う名を使ったりもしたそうです。 この謝大師の派では、房中術を非常に重視します。 前述したようにそうしないとエネルギー切れを起こして偏差を起こすからです。...

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神医の言葉

 東洋医学の祖とされて居る人に、春秋時代の神医、扁鵲という先生が居るそうです。 人と書きましたが、この人は絵で見ると鳥です。 鳥に人の手が生えた姿をしていて、いわば鳥神です。 一応、夏や商と言った時代と違って春秋戦国時代は神話から歴史に入っているはずなのですが、中国ではまだまだ人と神の間は差が小さい。 近代に入ってもキョンシーや神槍と言った怪力乱神の類が身近です。...

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満州と妄想 1

 私も中国武術を継承する日本人として、満州国の問題というのは意識をせざるを得ない問題です。 当時中国の東北三省を収めていた軍閥、東北軍閥とは名ばかりでその実は馬賊の親玉だった張作霖を関東軍が爆殺した皇姑屯事件があり、その後、同様の手口で満州鉄道を爆破してそれを国民党軍の仕業だと言い張って自作自演の「救済措置」に進軍、そのままそこを満州国として強硬独立させてしまった、というのがこの問題です。...

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満州と妄想 2

 前回は五族共栄による黄色人種戦線を石原が画策して満州国を作ったということを書きました。 しかし、この思想には少し不安視される要素がありました。 それが当時乱世だった中国において覇を争っていた軍閥の一つ、共産党軍です。 当時は蒋介石の国民党軍が最大勢力であり、共産党勢力は共匪と呼ばれて賊軍軍閥の扱いでした。...

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満州と妄想 3

 前回からの続きです。 トランプさんは大アメリカ復興主義を唱えたと書きましたが、そう考えるなら今の世界情勢は、まるで百年前の延長戦のように見えてきます。  ロシアによる東征は、あの当時は決着がつかなかった欧州統一戦が再開されているように見えます。...

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水インフラと世界情勢

 先日ね、天気予報を見ようとテレビをつけたところ、たまたまプーチン氏の政治活動を辿る映像が流れました。 そこで、2001年だか2002年くらいの頃のプロパガンダ映像が放送されていたのですが、テレビ越しに国民がプーチンさんに嘆願をするのを、本人が直接答える、という物だったのですね。 その時に、ロシアの地方の村の人たちが嘆願していたのが「うちの村にも水道をお願いします」という物でした。...

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