3月関内ワークショップのお知らせ
3月のワークショップは20日、いつも通り第三日曜日です。 今回は特に、カラテとの違いなどに着目して勁力の養成と運用を公開していきたいと思っています。 時間はいつもどおり18時から。 場所もいつもの関内駅五分、フレンドダンス教室さんです。 よろしくお願いいたします。
View Articleのびた君とキテレツ君
老荘思想というのが、自由に生きるための思想であり、我々の少林武術とはそのためのエクササイズであるということを書きました。 ここで言う自由とは、「自」らに「由」来する、という意味で、あらゆる感じられる出来事は、自分自身の感覚によるものだと言うことです。...
View Article3月20日の関内ワークショップの内容
次回のWSでの内容は「勁力強化特集」としました。 リピーターのみなさんも勁力の根本構造は理解されているようですので、今回は強化を図ります。 みんな、理解はしてきても心が負けて上手くできないって? 知るかそんなもん! 心の弱さはもう自分でなんとかせい!! あんたたちゃもうできてんだよ! いつまでも出来ない自分に安住してないで自分の力を認めて次の段階に行くべきなんだよ!!...
View Article龍の話
我々の武術における五獣は、他と違って龍がなくて象が入っているという話を書きました。 今回はその龍について書きたいと思います。なぜなら、龍というのは中国思想において大変重要な存在であるからです。 その意味では、我々の武術も充分に龍的な気質に満たされています。それはつまり、気の思想、陰陽思想が中核にあるということです。...
View Article今週土曜日(3月5日)のお知らせ
今週の土曜日通常練習は、いつもの大通り公園で11時より行います。 雨天の場合は相鉄線和田町駅国道16号線側の、杉山神社前の高架下公園にて行います。 ご興味ある方、この機会にぜひいらしてください。
View Article野狐禅
禅宗のお坊さんが書いた本を読みました。 大変に面白く読ませていただきました。 特に面白かったところのうちの一つは、禅というのが老荘思想の後裔であるということがわかったことです。...
View Article変態します
この半月ばかり、右の足首に痛みを抱えています。 これは、我々の勁力の特徴であるひたすら静かな定力を強く求めた結果のもののようです。 練功によって足首の関節のつながりかたが強制されて、より強い状態に耐えうるように付け直されたようです。痛みは徐々に治まってきています。 これとまったく同じ現象が起きたケースが、還暦すぎの先生に起きたのを知っています。 このように練功で体が変形することを変態といいます。...
View Article型
私の友達は、十代のころから二十年ばかり台湾の有名老師についています。 時々台湾に行って、マンションに泊めてもらって寝食を伴にし、稽古漬けの暮らしをしているようです。 その先生は世界でもトップクラスの有名老師なのでよく日本の雑誌にも出ていたのですが、ある時に套路(日本で言う型)について語っていました。...
View Articleおいしいカンフー
筆頭学生のコーコーさんが、ようやく中級に入りました。 ほんとは一気に私が持っている最高級技法まで一気にやってしまいたいのですが、そういうわけにも行きません。やはりひとつづつ丁寧に組み上げて身体を作っていかないと不可能なのです。 ようやく、骨格を主体にせず、内勁で動ける身体が出来てきたからこそ、それを使う段階になれる訳です。...
View Article辿り着きし者(中級に)
以前にも書いたように、うちの筆頭学生のコーコーさんが中級の段階に入りました。 現在一生懸命覚えているのが、我々香港鴻勝派の蔡李佛拳のベースになった、洪拳、蔡家拳、李家拳、佛門掌、白鶴拳という伝系が表現されていると思しき套路です。 様々な派の基本拳が次々につながって出てくるので、大変に緊張感があり、また覚えるのが難しく、かつ非常に重要な部分です。...
View Article発勁の真実
最近、古本屋さんで少し前の中国武術のムックを何冊かディグりました。 そこでは改めて、日本中国武術誌をなぞるような記事がありました。 その中で、中国武術とは何か、発勁とは何か、ということがクローズアップされていました。 当然のことだと思います。 中国武術が他の格闘技や現代武道、民族武術と何が違うのかというと、発勁という概念にどうしても行き着くからです。...
View Article拳学
古本の武術ムックを一通り目を通しました。 ちょうど、心意拳と意拳がフィーチャーされていたころで、どれを見ても特集されていました。 両方とも、形意拳と同じ血族の拳法ですね。一般に、心意拳が漢化して広まった物が形意拳、そこから進化した物が意拳とされているようです。 その意拳、創始者の王向斎先生は、単に拳学と呼んでいたそうです。 記事に出ていたことに、意拳では筋をはぐくむのだ、ということがありました。...
View Articleザ・ジェネラルと詠春拳
香港蔡李佛拳の世界に、デイヴ・レイシーと言う有名な先生が居ます。 大柄で長髪でヘルズ・エンジェルズのようなファッションのこわもての先生です。 この人は実力だけではなく、ブルース・リーと同級生で仲が良かったことでも知られています。 ブルース・リーは私の見る限りでは蔡李佛が大好きで、創作した拳法であるジュンファン・グンフーでは蔡李佛の技法を大変多く取り入れており、映画の中でも多用しています。...
View Article掃討力ー短い勁と長い勁ー
前の記事に書いたように、ブルース・リーは蔡李佛拳を意識した動きを各所に取り入れています。 しかし、その真髄を獲得できたように見える動きは寡聞にして知りません。 では、その真髄とは何かというのが、ブルースの証言の中に見ることができます。 「(蔡李佛の)パンチを受け止めたが、止めることが出来なかった」と言うことを、彼は何度か残しています。 これこそがいつも書いている蔡李佛の勁力の特徴です。...
View ArticlePR: 電力をどこから買うか?消費者が選ぶ時代に-政府広報
いよいよ電力小売の全面自由化!でも、電力会社選びは、あわてずに、じっくり考えて! Ads by Trend Match
View Article蔡李佛拳の基本技法 1・掃槌
さて、これまでとは少し趣を変えて、純粋な技法についての切り口から蔡李佛拳を紹介してゆきたいと思います。 本来は禅の行であり、また内勁を活用した拳法であり外形は決して固定化された物ではないのですが、入口としての形がどのような基本で形成されているかを知りたいというみなさんもいらっしゃるかもしれませんので。 まず、蔡李佛の看板技といえば掃槌と言ってよいでしょう。...
View Article蔡李佛の基本技術 4・標撞
今回ご紹介する蔡李佛の基本技法は、標撞です。ビゥッジォゥンと読むそうです。この標憧は、内側下段から斜め上外側に打ち出すものです。心意拳がの挑領にも似ていますが、握拳は掌上に向けて、親指側の前腕を当ててゆきます。文字通り、標を掲げるようにする動作ですね。...
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