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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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ルパン二世とカリオストロ

 少しぶりにルパンのお話をしましょう。 前回、作者のルブランの遺稿から発行された「ルパン最後の恋」について書きました。 そこではルパンの子だと思しき弟子の姿が見られ、彼らと共にルパンも未来に向かっての新しい日々に進んでいる姿が描かれて完結となりました。 遺稿が発見されるまでの長い間、ルパンの最終巻だとされていたのは「カリオストロの復讐」でした。...

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教育と日本社会の構造 education

 以前にも少し書きましたが、現在の日本の教育状況と言うのは極めて良くない。 これは、単に詰め込み式の愚民化教育そのものが良くない、というのではなく、実際に世界的に見て教育レベルが落ちているのです。 下のリンクを参考にするなら、日本の「高度教育力」は見出しにあるようにアメリカの7分の1、韓国の半分以下どころではありません。 一言で言うなら発展途上国並みです。...

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自分事

 私の武術に対する取り組み方としては、あくまで文化、学問、心身の繋がりを徹した肉体からのアプローチで精神的な目覚めを目的とした物だと言うスタンスで日々活動をしています。 当然、活動の一環としてのここでの記事の発信もそれに準じています。 武術と格技を混同して勝敗や強弱に囚われがちな世の中の武術を標榜する人々とはそこに一線を引いています。...

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神通と通天について 一・士と小人

 ここでは、伝統思想から見た現代社会について頻繁に記述しています。 現在の世界的なパラダイム・シフトにおいては、分断という傾向が注目をされていますが、私は分断に関しては過渡期に必要な物だと認識しています。 ただ、その分断とは一体何なのか、という人の質の差に関しては非常に関心があります。 それを噛み砕くことで後の段階にあるはずの再融合の取っ掛かりになるのではないでしょうか。...

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神通と通天について 二・神と個人

 前回は古代社会における学問の視点を通して社会階層の区分について書きました。 そこにおいて、自ら生き方を選ぶ層と労働者階層の差異と言う物が認識としてあったのであろうというところにまで至りました。...

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神通と通天について 三・放牧民族の宗教観

 前回、キリスト教から派生した資本主義社会が日本ではそのままには機能せずに、ある種の社会主義化をしたということを書きました。 この、資本主義のルーツはイギリスにあります。 世界的に見て二等国であったイギリスを世界的な大国にして、現在の資本主義優位社会に繋がる土台を拓いたのはエリザベス一世です。...

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神通と通天について 四・聖アメリカ帝国

 キリスト教的な生き物の分類によって、個人の尊重や生命の尊重という物がある、ということまで前回を書きました。 それから、そのような概念が人種差別の由来となっている、ということも。 プロテスタントの信仰においては、人類(自分たち清教徒白人)は神に似せて作られた生物としての役割を持っていると考えられます。...

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神通と通天について 五・通じる

 さて、長々と資本主義と信仰についてお話してまいりました。 アメリカではその濃縮化の結果、トランプ政権という鬼子が生まれました。 彼らの支持層をして、ポピュリズムや反知性主義という言葉が用いられます。 反対に、知性主義層がその力を強めており、国から保守的な信仰に基づいた価値観を拭い去ろうとしているというのが、いまのパラダイム・シフトの中心だと言って良いと思われます。...

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もう一つのジョーカー

 ものすごく寂しい映画を観ました。 冒頭で、主人公の少年は腕を骨折します。 夏休みの体験で森林レンジャーに入門していた処、木から落ちたのです。 九月の新学期が始まるのですが、彼はうつ病で社交不安という症状を抱えていて、ひどい絶望感を感じています。 彼は自分が誰にも愛されていない、注目を浴びたいと喝愛していますが、当然そんな根拠のない肥大したエゴが満たされることはありません。...

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読み取った人達

 先に書いた、キリスト教資本主義の思想の「良く出来ている」という要素を読み取った近代日本人がいました。 新渡戸稲造先生もその一人です。 著作「武士道」は日本の武士社会の考え方を、キリスト教に通用する思想だと訴えるために書かれました。 また、岡倉天心先生は茶の湯がどうようの物だとして西洋社会に著書を著しました。...

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脳の働きと精神の正気と

 このようなニュースを見かけたので記事に書こうと思って保存しておいたのですが、手の付け方が難しくだいぶ長い間据え置きとなってしましました。「双極性障害」とはどんな病気? 原因は? リトグリ芹奈さんをはじめ20代著名人の公表続く「Little Glee Monster」の芹奈さんをはじめ、若者に人気の著名人が相次いで「双極性障害」であることを公表。一体、どんな病気なのか?...

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彼女の間違い

 色々ね、世の中の病とそれを一身に受けて毒に染まってしまった人たちについてを書いてきておりますが、今回またちょっとどうしたことかというトホホな一件がありました。 私たちの青春時代に、衝撃的な歌唱力とリリックセンス、世界観で心を揺さぶってくれた歌姫に関してです。...

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無我であるということ

 先日、ラジオである音楽家がJポップの構造を鋭く突いた解説をしていました。 私はテレビを観ないので知らなかったのですが、どうもお笑い芸人さんの中に、Jポップ歌手の誇張した物まねをする方がいらっしゃるようですね。 元々その芸人さん自体が、ナルシストっぽい方で、天真爛漫にそれを表現するところに愛嬌があると定評があるらしい。...

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進路

 講師をさせていただいた大学は、広いキャンパスに比べて学生さんたちが少ないように思いました。 受け持っていたのが五限目だからなのか、それとも少子化でいまはどこもそうなのかと思って訊いてみたら、いまはCOVIDの影響で通学者が少ないのだとのことでした。 ちなみに私が担当したクラスの生徒さんは、ほとんどが女性でした。...

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零れない

 先日、ラジオであるジャーナリストが政治家の通信費用について語っていました。「昔は政治家の仕様金に不透明な部分があっても、民衆はそんなにうるさくなかった。偉い人達にお金が行っていれば、その人たちが使ったお金が業者にこぼれて来て、それが労働者に落ちてくると思っていたから寛容だった」というのがそのお話でした。 なるほど、そういう事実はあったのでしょう。...

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魂がない

 19世紀に過去の人類の愚行を振り返った大著「狂気とバブル」には、 魔女狩りや十字軍、錬金術と言ったオカルトをあげつらった内容が豊富に含まれています。 その中でちょっと面白かったのは、錬金術師の書いた精霊に関する記述の部分です。 曰く、錬金術師たちは精霊、ないし妖精、あるいはソロモンの悪魔のような物を呼び出して叡知を得ることで錬金術を成すという二重のオカルト構造を持っていたらしい。...

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説拳篇 一

 前回まで、伝統思想と現行の世界および社会情勢について書いてきました。 人類史を振り返ってみては改めて、私が受け継いでいる伝統思想において認識能力と自浄作用と言う物がどれだけ重要だとされているかが痛感されます。 孟子における小人と大人、あるいは君子、太夫などの「ひとかどの人物」の条件としては、おそらくこれがほとんどだと言っても良いのではないかとさえ思われます。...

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説拳篇 二

 前回は孟子を引き合いに、本来は人が善性を備えているにしても、保健体育的な意味で物理的に障害を抱えていればその限りではないのではなかろうか、ということを書きました。 そして、現在は精神の障害が極めて多い時代であることは医学的に証明されています。 このアプローチから見れば、現代は明らかに人心において世が悪い。 老荘、孔孟に書かれているような乱世の時代と変わらないように思えます。...

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手をほどく

 手ほどきという日本語は、柔術に由来するそうです。 柔術を学ぶ時に、初めに相手に掴まれた手を解いて抜くことを学ぶことから、学芸の初歩のことを手ほどきと言う様になったと言います。 この手ほどき、実用の際には相手の手を解いて持っている刀を抜くために必要な物だする先生が居る一方、そんなのは妄言で技法体系の根幹の力の使い方を得るために必要な極意に通じる物だという先生もいます。...

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アラシ隊員

 近年になって気が付いたのですが、年寄りいじりで有名な某ラジオ出演者、もう本人がだいぶ年寄りになっているのですよね。 初めて彼の放送を聴いたときにはぶっ飛びました。 巣鴨辺りにレポートに行って、集まって来たおばあちゃんたちに「てめー! 図々しくまだ生きてやがったか婆ぁ!!」などと罵声を浴びせていき「まだ死にやがるんじゃねぇぞぉ」などと落としてゆくスタイル。...

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