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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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気の電位仮説展開 2

 気の生体電位仮説に関する展開を続けましょう。 この仮説の元となった授業のお話では、鍼を刺すと言うのは自分でやってもあまり効果がない。人が鍼を刺してお互いに交流するから効果が出るのだ、とのことでした。 これ、もし気が生体電位だとすれば話は分かりやすい。 我々はエレキバンを貼ったりマグネット制のネックレスを肩に掛けたりしてコリを直そうと試みますが、これはまさに磁力による通電です。...

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2023年を振り返って

 2023年は、個人的には驚くほど実りの多い年でした。 相変わらず学びを中心とした充実の日々であり、ありえないほどの、沢山の人類の宝を得られて、個人的にもとても大切な物を手にしました。 こんなに幸せなのは驚くべきことです。 しかし一方で、世の中はどんどん悪くなってきています。...

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気の電位仮説展開 3

 前の記事で鍼治療ではパルスと言って電気を流すことが普通に行われているということを書きました。 中医学の鍼理論では、鍼術は体内の気が足りなければ補して増やし、滞っていれば瀉して通すということを言います。 その補瀉で全体の気の流れを整えると言うのが鍼治療です。 そして、そのためのスイッチとして、ツボ、穴所がある。...

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拳訣は方程式 1

 中国武術には、色々な拳訣が伝わっています。 特に姿勢に関する物では、含胸抜背であったり、熊腰であったりと言った根本を現した重要な物が多い。 蔡李佛拳では兀という物があります。 心意拳類ではこれが充実していて、伝わっている拳訣をすべて兼ね備えると、ちゃんと完成するようになっています。...

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拳訣は方程式 2

 前回は、中国武術の拳訣を方程式のように=で置き換えて展開してゆくことが中国武術の道のりだと言うことを書きました。 良く知られた言葉に、六合理論という物があります。 外三合と内三合、これらを合わせて六合です。 外三合とは、足と手を合わせる。肘と膝を合わせる。肩と胯を合わせるの三つです。 ただ、この三つを合わせただけでは意味がありません。...

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私の欲求

 飽食の大量消費時代に育ったせいか、私にはどうにも生まれつき欲求が薄いところがあるようでした。 幼少期には人並みにあれが欲しいこれが欲しいがあったのですが、子供のなりに世の中を観て育ってゆくうちに、これはどうも世の中を悪くしたり驚くほどの邪悪さを生み出しているのはくだらない人間の欲だなあ、ということが感じられてきました。...

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降気

 同好会に参加している皆さんは、武術で強くなりたいとかそういう人たちでは無くて、施術家として生きていくための足掛かりとして身体の仕組みや気に付いて勉強しにきている皆さんです。 だからこそ、私も安心して深い内容をお伝えできる訳です。 どうも武術を求める人たちはまともに道を突き詰めようとしない割には即物的な物に飛びつきがちで、練習者として信頼できない方が多い傾向があります。...

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偏差と生き方 1

 この記事のネタ出しと下書きをしてから、気づけばひと月以上が経っています。 実際にこれを書いてドロップして良いのかどうかという葛藤が非常にあります。 これを書くことが、差別になるのではないか、誰かを不本意に傷つけるのではないかと言う思いがあるからです。 寝かしている間に、私は別角度からの二つの検査で、どうやら腎陽虚であるらしいとの所見を得ました。 つまり、生命体としての疲労です。...

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緊急差し込み 震災対策を投げ出した政府のもと、いま起きている憲法改正とは何か

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偏差と生き方 2

 中国医学の土台には老荘思想があります。 ですので、古代の医師の故事などを読むと「治らない質の物は治らないので治療を断る」というようなことが頻繁に書かれています。 足るを知らない人格の人間、中庸から大きく外れた人間はその心がそのまま体の病となると考えます。 このようなお話のうちで、もっともよく知られたものは三国志に出てくる曹操と華佗先生のお話でしょう。...

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偏差と生き方 3

 気功と言うのは、中医学の根本にあるものです。 鍼灸も推拿(マッサージ)も、気の流れを読んでそれを治すことで治療をするものです。 なので本朝では国家試験としてこの気のプロフェッショナルが認定されていると言えます。 この気功、人間の体と心を繋ぐものを重視していて、多くの病状が「七情失調」、つまり、感情によって引き起こされる物だと診断します。...

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偏差と気功 4

 前回は偏差による精神疾患について書きましたが、実はこれは精神だけの問題ではありません。 精神疾患は、生理学的にはいくつか原因が考えられるのですが、その中には神経の失調によるものがあります。 統合失調という物が精神疾患では有名ですが、これ、大脳にある統合能力が失調している訳です。 つまり、神経機関の病、脳やせき髄という神経の病なんですね。物理的な物です。...

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偏差と気功 5

 現在、私の周りにも偏差を起こしたのに自覚のない人がいます。 数十年前に肩を壊して以来ずっと痛めているという人なのですが、壊したきっかけはというと気功をしている時に手を上げたら壊れたのだと言う。 手を上げただけでそんなに損傷が残るほど壊れる訳はないのですよ。 これは私に言わせればやはり偏差なのです。...

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偏差と生き方 6

 さて、前回までは、人の心の在り方によって病が起きることがあり、気功はそれを助長することがあるということを書いてきました。 誤解があってはいけないのですが、もちろんすべての病がそうだと言うことではありません。 ヘビースモーカーでも長生きする人もいます。すべては当人の閾値との兼ね合いの問題でしょう。...

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大衆社会とサブカルチャー 1

 先日、ちょっと面白い評論を聴きました。 これ、私が好きだったガンダムに関するお話なのですけれども、シャアってのは下世話な人間や醜い人間を許せなくて、みんな滅ぼそうとしているのは近代的自我の持主だからだ、というのですね。 私はもう、十年もここで近代化の失敗で愚民化教育が幅を利かせてきたから現在がこのような大衆社会になってしまっているということを書いてきています。...

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大衆社会とサブカルチャー 2

 前回は近代的自我と大衆を、シャアの仮面に込められた意味を通して書きました。 ガンダムが描かれた70年代の後、私の子供時代である80年代は、ポスト・モダンの時代と呼ばれていました。 私も物心がつき始めて、ませた子供だったのでつねにポスト・モダンとは何か、ということを意識しながらサブカルに目覚めて行きました。...

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大衆社会とサブカルチャー 3

 60年代に自由主義社会において「青春時代」という概念が一般化し、70年代にガンダムが放映され、80年代にポスト・モダンが浸透してきて、90年代には完全に価値観が変わり始めたということを前回までで書きました。 では、その後さらに時代が進んで、ポスト・モダンが当たり前の上で30年が経った今、世の中はどうなったでしょうか。...

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大衆社会とサブカルチャー 4

 世界の七割が権威主義国家化しているという絶望的な現実の中、その背後に見るべき人物といえば、私がこれまでも何度もここで書いてきた人物、スティーブ・バノン氏です。 彼はトランプ政権の最初のブレインとして、彼を大統領に押し上げた人物です。 かの大統領選前に、まずはイギリスにおいて、AIで選挙を操るという実験を行って成功をおさめました。...

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大衆社会とサブカルチャー 5

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は、本当にちょっと腰が抜けるくらいのすごい作品でした。 基本、私は国産のアニメ映画は観ないのですが(最後に観たアニメ映画はウクライナのストールン・プリンセスでその前は中国のライオン少年)、水木しげる作品とは一緒に歩んできました。 しかし、テレビで鬼太郎の新シリーズがやっていると耳にしても、とくにはテレビを付けはしないで過ごしています。...

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大衆文化とサブカルチャー 6

 先日、いつか横溝とは決着を付けねばならんと思っていた私の前にYOUTUBEで犬神家の一族無料公開の告知が来まして、それを観て感想を書きました。 今回の映画「ゲゲゲの謎」は、犬神家の一族をフィーチャーした作品です。...

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