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武術と言う乗り物

 私が武術、中国武術と言う物を学んでいる上で、非常に重要な中核となっている言葉があります。 それは師父が言われた「武術なんてなくなっても全然困らない」という言葉です。 初めて聞いたときには、私にはそんなことはとても思えない、さすがは師父だ、と思ったものです。 それによってその後、それこそが目標とすべき方針だと思ってやってきました。...

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功が繋がった?

 先日、懸垂で力を使い果たして寝込んだと言うお話を書きました。 あんなことは初めてでした。 そして、もしかしたらあれは懸垂は累積的な引き金の一つであって、本質は別の所にあったのかもしれません。 懸垂の記事の少し前に、バンダについて書いていました。...

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素人はなんでも知っている

 今回の記事は、あるアナリストが言っていた「すごいですね。素人は何でも知っている」という言葉からインスパイアされました。 この言葉が出たのは、ある研究者が自分の専門について語っている時に素人がそこに対して批判をしたりなぜか教えを垂れたりするということがあるという経験を話していた時です。...

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パンとサーカス

 このところ、ここでの記事で解禁した言葉に「愚民化政策」と「自己愛性人格障害」「集団的ナルシシズム」という物があります。...

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文化と歴史

 先日、ラジオで聴いてぶっ飛んだ曲がありました。 中村泰士:作詞作曲 ザ・カッペーズ(The Cappays)/夜霧のガイコツ今晩は(Yogiri no Gaikotsu Konbanwa "Hello, Mr. Skeleton") - YouTube   んあー、なんだこりゃ。 一体いつ、誰が、なんのために作った曲なんだ!? と愕然としました。 まず、タイトルの日本語が変。...

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未来へのエレベーター

 先日、イギリス在住の宇多田ヒカル先生が配信したライヴ動画を、アーカイブで観たんですね。 彼女は間違いなく天才で、いまの世界の救いになっている存在だと私は思っているのですけれども、今回彼女の動画を観て最初に思ったのが、物凄く時間間隔に特徴があるなあ、ということなんですね。 まず、配信自体が遅れて始まる。 始まった後も、物凄くゆっくりなんですよ。...

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ラジオの声から

 私はテレビは基本的に観ないのですが、ラジオは終始聴いています。 FMで自分が住んでいる地域の天候や交通の情報をオンタイムで聴き、世界情勢をリアルタイムで聴くチャンスを得ています。 ラジオと言うのは基本、聴視者の働きかけに対して番組側がレスポンスしてゆくメディアなので、世間の人々の意見が多く感じられると言うのも役に立つ部分があります。...

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少林僧の言葉

 学ぶと言うことの大切さをずっと語ってきていますけれども、これはね、毎回言いますけど、お釈迦様が私たちに伝え遺してくれたことです。 自分たちが閉じ込められている因果から抜け出すには、物を学ぶんだと。 そのための手段として、哲学としての仏教、それから感覚の訓練としての行という物が合わせて伝えられたわけですね。 私たち少林拳の継承者と言うのは、その文脈を受け継いでいまここにいる訳です。...

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繰り返す時間

 今回も、映画の感想を書いてみたいと思います。 あえてタイトルは明記しませんので、なんであれ映画のネタバレは嫌だと言う方はいまのうちにご非難ください。 今回書くのは、タイム・リープ物の作品についてです。 この作品では、ある一日から抜け出せない男女が描かれます。 以前に書いた同様の作品「恋はデジャヴ」とは違って、抜け出せないのは人りではないのです。...

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震える勁来た

 先日の福建からのオンライン・レッスンで、私と師兄の二人だけが参加していたということがありました。 それに重なって、老師から岳家拳の発勁のための練功法の御教授がありました。 それがですね、身を震わせるようにするという練功法なのですね。 先に書いておきますが、それ自体が打法に伴う発勁法ではありません。 発勁法そのものについては、以前にすでに教えていただいております。こちらにも書きました。...

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取り残される人達

 私は色々な人の意見を知るのが好きなので、外国人の人の配信動画なんかを割と見ることがあるのですが、先日目にしたのも非常に興味深い物でした。  【どうかしてる】日本の女性蔑視 - YouTube ロシアというのは、アメリカやEUの先進国が主導するような形では、世界を認識していないであろうと言う国です。...

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久しぶりに、タオい人の話

 ちょっとぶりに、ラジオで聴いた面白い生き方の人の話を書きましょう。 その方は、元々競馬の調教師をされていたそうなんですね。 それが、ITバブルの時代に回線工事の会社を始めたのだそうなのです。 ご本人が仰るには、日本で一番最初に始めたのはうちだ、とのことでした。...

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第二次冷戦下の動き

 今回は、こちらの報道について書きたいと思います。...

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愚民国家の防衛相

 これ、世間ではどこくらい話題になってたんだろう? アメリカでガソリンが人質に取られてたって事件が起きてたんですけど、ご存知ですか? ダークサイドっていう、ハッカー組織がありまして、アメリカのガソリン供給システムに侵入してその機能をはく奪していたんですね。 ランサムソフトウェアって言うんですか?...

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批評の必要性

 音楽ナタリーというサイトを起こした方が、批評と言う物は大切だと語っていました。 いまの音楽業界と言うのは、ファン向けに太鼓持ちのような記事を書いた方が明らかにうまくゆきます。 昔、あるラップグループのサイトにあった掲示板は、当時のラップ・グループだけにスキルの詳細やヒップホップ史における文脈での書き込みが当然ありました。...

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対話不可能社会

 昨今の国会中継を聴視していると、現政権の一貫した対話の出来なさに驚かされます。 二択で答えらえるような質問に対しても、回答とまったくずれたベクトルの原稿をただ繰り返し読み上げるだけというような馬鹿っぷりを平気で晒します。 もちろん、世の中には回答する必要が無い質問と質問や二択という物が存在します。 究極の選択のような、どちらか選択した段階で支配に陥ってしまうような質問はあります。...

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起勢から見る 前編

 中国武術の世界では、その門派のアイデンティティは起勢にあるということを言います。 だから、見たことの無い套路であっても、そのスタートの仕方を見ればそれがどの門派の物かが分かる。 日本式に言うなら「構え!」のあとの構えへの入り方というと分かりやすいでしょうか。 この国では、最初に入ってきた中国武術は現地でも当時人口が多かった物、いわば希釈された「薄い」部分がある物でした。...

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起勢から見る 後編

 さて、前回は形意拳と太極拳の起勢についてお話ししました。 二つとも、実に起勢があっさりしています。 これはどうも、北の武術の特徴かもしれません。 心意拳も形意拳と同じく、基本姿勢に入る一動作ですし、形意拳の流れをくむ岳家拳も一度大きく身体を上に伸ばして激しく下におろすという一組の二動作程度です。 その二つの動作の中に、太極拳と似て、一度上にあげて、下におろすという要素が表現されています。...

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ナルシシストの凡庸な悪

 この、権威主義と民主主義の対立の世界情勢の中で、民主国家内における権威主義者たちこそがポピュリズムによって国をむしばんでおり、その病巣は社会構造によってゆがめられた各人の精神にある、という視点でお送りしていますこのページです。...

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世界と向き合う人達

 うちの師父は、もうずいぶん前から新しい生徒は取らなくていいって言ってて。 これまで取った生徒への教授は続けるけど、普及とかはしなくてもいいやと言うことを言っている。 私も最近、そういう気持ちになってきています。 元々、自分が学んできた本当の功夫と、世間での認識がまったく違うので真実を伝えなければということを意識はしていたのですが、それは発信だけでも充分と言えば充分なのですよね。...

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