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Channel: サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ
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男性性のゲーム

 人間の組織性の面における社会化に関して、ジェンダーという物が大きな影響を持っていると神話学のキャンベル教授は言います。 これは人間と言う種の独特な物だと言います。 というのも、人間は他の生物とは違い、独立するまでに平均15年ほどの成育期間が必要です。 動物の個体で言う「若い雄」や「若い雌」になるまでに大変に長い年月が必要です。それまでは幼性として生きて習性や習慣を学んでいます。...

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男根崇拝の暗部

 以前に、男性器の勃起と言うのは副交感神経に由来する機能なので、陽根崇拝というのはあるいはリラックスした状態通じる物なのかもしれないということを書きました。 今回は逆の事例について書きます。 神話学のキャンベル先生は、それを「ネガティヴ・ファルス」と呼んでいます。 ファルスと言うのは男性器のことですね。...

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ワカンダ・フォーエバーについてもう一度

 以前に一度書いた、映画「ブラック・パンサー ワカンダ・フォーエバー」についてもう一度書いてみたいと思います。 ネタバレを含みますので、お気をつけください。...

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植民地の英雄

 最近ちょっと面白いなと思ったことがあるのですが、スーパーマンて地球では神のような存在に見られるような力がありますけど、故郷のクリプトン星では普通なんですよね。 これ、クリプトン人がみんな超人だということではなくて、クリプトンでは地球における地球人と同じ程度の力しかないということです。 地球の環境に居る間だけ、なんらかの化学変化でクリプトン人には超人的な力が顕れるんですね。...

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気詰まりと鍼

 この間、鍼の授業で脚に鍼を打ってもらいました。 その後、ちょっと立ち上がったときに、不意に立ち眩みのような感覚が訪れました。 こんな経験は初めてでした。 授業では瞑眩と言ってそのようなことが起きると聴いたことはあったのですが、私自身は貧血なども起こしたことが無く、隙あれば献血に行っているくらいなので驚いた物です。...

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おもんないヤツ

 先日、ライヴ動画で長野県の道祖神祭りを観ました。 三大火祭りの一つと数えられる奇祭で、藁で組んだ巨大な神殿の上に、四十路の厄年男衆が昇っています。 その下には、二十代の厄年男衆が立ち並んでいます。 四十路の厄年男衆は、やぐらを取り囲む村の人たちに上から藁を巻いた束を次々に投げます。 まずはそれを拾った子供たちがかがり火で火をつけて、それを持って櫓に点火をしにゆきます。...

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フェイクニュース・ボットの認識

 日本ではほとんど一般的に知られていないようですが、このページではSNSにおける洗脳BOTに関する記事をいくつも書いてきました。 ネットで目にする陰謀論、あれ、政治的な情報工作で、世界情勢に目を向けるとどういう意味があるかよくわかる、ということについてです。 誰か一人でも、それらを読んで関心を持って自分で調べたりしていまの世の中で何が起きているのかを知ろうとしてくれた人はいるのでしょうか。...

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置き去りにされてきた人々の逆襲

 なんだろう、最近、ツイッターのルーティンが変わったんでしょうか。それとも私の記事に対応するワードが増えたのか、政治関係のツイートばかりが表示されるようになりました(あと、プロレスや格闘技も。どちらも観ないのに)。 基本、検索機能はほとんど使っていないし、政治関連の検索をした覚えもないのでそちらが影響しているとは考えにくい。...

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陰謀論による暴動の伝播について

 これまで、ロシアによる情報工作の影響が大きいとして、アメリカでのQアノンによる議事堂乱入暴動とドイツの保守組織「帝国時の住人」によるクーデター未遂事件、およびブラジルでの暴動について書いてきました。 ブラジルでの事件は、最高裁判所、連邦議会、大統領府が実際に攻撃を受けたため、その事件規模の大きさは後におこった事件になるほど大きくなっていると言えます。...

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アホの話の話

「漬物クライシス」をご存知か? 数年前、Oー157が流行した時に、浅漬けからも検出されて死者が出るほどの大事になりました。 対策が検討され、結果、お漬物を作るには他の水道と共有をしていない、それ専門の工場を必要とすることが法令化されようとしています。 これが通ると、一般の店舗で作られているようなお漬物や、農家で販売しているような物は流通が停止します。 しかしこれには二つ大きな問題があります。...

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膝かっくん効かない

 先日、ホグワーツでの実習前に手を洗っていた処、同級生にいたずらで膝カックンをされました。 初め何をされたのかわからず「ほえ? なに?」と手を洗ったまで質問をしました。 あれ、どういう仕組みなんでしょうね、あまり子供の頃にもやった覚えがないから面白さが分かってないんですが、たぶん何かの身体の構造上の弱点で、どっかに膝の力が抜けるポイントがあるんでしょうね。...

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点穴で跳ねる

 またホグワーツでのお話。 鍼の授業で同級生とお互いに打ち合う実習の折、寝てもらった同級生の下腿を触れたところ、片方の足がだいぶ「詰まっている」感じがしました。 相手は運動習慣のある男性で、運動不足や可動域障害で固まっているという感じではありませんでした。 気功的な、感覚的な言葉で言うと、やっぱり「詰まっている」。...

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伝統の鬼師

 先日、鬼師という職業の若い女性がラジオに出演されていました。 鬼師とはなんでしょうか。すごい言葉ですね これは、鬼瓦を作る職人さんのことを指しているのだそうです。 鬼瓦もご存知ない人もいらっしゃるかもしれません。屋根の外縁の所なんかにある、鬼の顔が彫刻された瓦のことです。 古くから魔除けに使われて来た物だと言い、私の世代だと国語の教科書か何かに乗っていた記憶があります。...

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自由と自縛

 身の回りに、とても個性的な生き方をしている自由を愛する人たちが何人もいました。 しかし、彼等、彼女たちのいずれも同時に、自分で自分を不自由にしているように私には見えました。 自由になるというのは、単に無軌道であるということではありません。 私も「自由になることで気持ちよく生きるためのマーシャル・アーツ」団体の師父を名乗っていますので、自由については一言あるのです。...

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美人詐欺師の貧しさよ

 以前にこちらで取り上げた詐欺で捕まった美人女性格闘技選手に対して、業界からは幾つもの声が上がっていました。 中には再出発を期待するという社会的な姿勢の意見もあったのですが、行き過ぎていると感じる物もありました。 後者の声として物凄いと感じたのは「離れて行く人もいるだろうけどそういうのはふるいにかけたと思えば良い」という物でした。...

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マスメディアの迷妄

 最近ツイッターで、有名プロレスラーが行った過去の総合格闘技の試合に関する動画が流れてきました。 ツイートの主旨は、総合格闘技と謳いながら明らかにプロレスをしているという批判でした。 それに対して「当時はまだ区別がついていなくてこれをガチだと思っていたんだ」というコメントもついていました。 ほーう。 まぁ、それぞれ年齢の違いがあるから確かにそういうこともあるでしょう。...

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狭馬の剛直

 老師からの五祖拳の教授が進んでおります。 こういう世界的なパンデミックだという時世があって、物凄い勢いで深い伝承を教えていただいております。 私自身もまた、自分が得ている武術の教伝を、同じ理由で期間限定で早めて解禁しています。平時ならそう簡単には伝える訳にはいかない内容を、オンラインにてお伝えしています。 なにせ私もいつ死んでもおかしくない。...

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禁忌の技術

 前の記事で自然な感じの立ち方の五祖拳に生々しさを感じたということを書きました。 今現在、私がマスターとして指導をしている武術は蔡李佛拳にしてもラプンティ・アルニスにしても、歩幅を大きくして兵器を重視して立つ、戦争の武術です(まぁ、どちらも同根なので立ち方が同じなのは当然なのですが)。 ですので、白兵戦を想定することの無い現代人の我々からすると身近な用途の要求は薄い。...

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心理学的に観た鬼滅の刃の優秀性

 最近、同級生に勧められて(そして貸してもらって)、鬼滅の刃を読み始めました。 初めは今どきの流行のマンガなんて私が読めるのかな、と思っていたのですが、これがとても面白く読むことが出来ました。 理由としては、これがおそらく、現代のマンガ文脈の最先端にあるという物では無くて、より普遍的な物であろうからであると思う次第です。 おそらくは、この作者の方は相当心理学に明るい方なのではないのかな。...

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神話学から鬼滅の刃に観る家庭のお話 1

 前回、同級生から借りた鬼滅の刃について心理学的側面から書きました。 その後また少し読み進めて、いまは十巻まで来ました。これってだいたい全体の半分くらい? なのかな? 相変わらずとても面白いです。 私が自分の学問の一環としている神話学というのは、要は心理学の一派です。...

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